ほぼドキュメンタリーに近い。
主役の役所広司は勿論、全体的にセリフは少なめ。キャラ設定や行動の動機についてもほとんど語られないけど、雰囲気や少しの言動からその人のバックグラウンドはある程度想像できる。
極めてリアルな日常を描いているからこそ、ストーリー展開もフィクション特有の奇想天外な展開もなく、淡々と描かれる。
その淡々さをどこまでも味わう映画なんだろうな、これは。
仕事とかでしんどくなった時はこんな映画を観たらいいのかもしれない。
無理せずに自分らしく、こんな風にささやかな出来事を楽しみながら生きればいいんだな、って思えそう。
個人的には理解するのはやや難しかったけど、良いもん観た気はする。
