麒麟

落下の解剖学の麒麟のレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.4
予告を見てから映画館へ足を運んだため、期待していたものとは違ったという気持ちは拭えない。
映画の売り方がいかにもミステリー感のある、アガサクリスティーの作品のような売り方をしているので、王道のミステリーを期待してしまっていた。
見てみるとこれはこれで充分楽しめる要素があったが、期待値を超えてくるものではなかった。
事件を介して、それぞれの想いや思考が丸裸になっていく感じや、自殺か事件かのシーソーゲームなど楽しめる要因もあった。しかし、一番に思ったのが長く退屈な映画だった。このテンポ感で2時間半は今の娯楽としてはあまり優しくない、脚本として優れたものではあるかもしれないが、映画という娯楽として優れたものとは感じなかった。
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