普通につまらなかったし、そのつまらなさを評価しなきゃいけないみたいな空気も嫌いです。
恐ろしい事実に対して無関心な人々を映像の中と外(観客)によって描いた作品なのは伝わりますが、2時間も必要ないです。30分もあれば充分。
ましてや長く生きていればそういう恐怖は毎日のように目にすることになるわけで、わざわざ貴重なお金と時間を犠牲に観るような物ではないです。
こちらとしては生きてれば充分にわかる無関心という恐怖をどう表現するかにきたいしているわけで、ただ退屈な映像を観させられて「ほら、無関心になったでしょ？w」とか言われても怒りしか湧かないです。
世の中にはくだらなくて関心の持てないストーリー、キャラクターなんていくらでもあるわけで、せめてそういうものを取り上げて一つの物語として成立させていないと、わざわざこれを映画館で観る意義はないです。
映像の中の誰もが壁の向こう側に関心を向けないのが怖いとか、結局我々も無関心になってきているのが怖いとか言っている人は、今現在あなたのすぐ近くで苦しんでいる人に"関心"を向けていますか？
この映画を観た後に関心を向けて、状況が好転するように動いていますか？
僕はそんな怖い怖い言ってるだけで身の周りには"無関心"な人達の方が余程怖いです。
