本作で描かれる家族をメタファーに「あの家族を批判できますか?」と私自身の関心領域を問う、無関心について深く考えさせられた作品。
アカデミー賞で音響賞を受賞した、その音による演出がオープニングからエンディングまで心に刺さる鑑賞後感となりました。映画による表現方法をまた一歩進めたような秀作。
■メモ
音響担当:ジョニー・バーン
イギリス出身。ジョナサン・グレイザー監督やヨルゴス・ランティモス監督の音響を担当
「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(14)
「女王陛下のお気に入り」(19)
「哀れなるものたち」(24)