冗長や無駄なシーン多いなどの意見も割と散見される本作ですが僕は非常に楽しめました。
アカデミーで話題になった音響面はもちろんのこと、映像も素晴らしく、綺麗で印象深いロングショットの多用も個人的には好きだった。そしてたまにくるアップショットが効果的に効いてくる。
煙突、赤外線カメラ(暗視)の映像、靴など印象的で刺さるシーンも多かった。
物語性はほぼ無いので冗長と言われるのもよく分かるけど、「物」を映さない生々しさ、苦痛をひしひしと感じられて凄い集中して鑑賞出来た。
割と席も埋まってたし、こういう映画が色んな人に見られるのは素晴らしい事なので推していきたい。
家では集中続かない気がするので、是非劇場で。