映画というよりそういうコンセプチュアルアートみたい。
映画的なドラマ性が徹底的に排除されてるから通常映画に期待する面白さは無い。
登場人物は何が起きているかはっきりと自覚した上で意識の外に置いてあの快適な暮らしを享受してるという。
凡庸な悪とかじゃなくゴリゴリ邪悪やん。
普通あの母親みたいにまともじゃいられんやろ。
と思うけど距離が遠いだけで今もなお貧困や戦争で人が死に殺されてるわけで。
お前はどうなんやとめっちゃ自省を促される。
声を上げたり寄付したりやれることはいくらでもあるもんなあ。
無関係決め込んで何もしないか、少しでもリンゴを置く側になろうとするか。
視聴者の態度変容という意味でめちゃくちゃ強い力を持った映画だと思いました。