これは……
時代は、
第2次世界大戦のアウシュヴィッツ強制収容所。
収容所所長のルドルフ・ヘスは、
収容所の隣で家族と幸せに暮らしている。
裕福で、庭、プールがあり、
パーティを楽しむ。
一方、壁の向こうでは、
多くのユダヤ人たちの虐殺され、
命が奪われていく…
ヘス一家にとって、
壁の向こうから聞こえてくる音、
機械音、悲鳴や銃声は日常に紛れる…
冒頭からある意味すごい。
しばらくは、ヘス一家の何気ない日常が続き、
ボーっと観てると、不気味な音が聞こえてくる。
怖い、不安になる音。
耳をすまして音を聞く映画。
歴史や背景を知らないと、
なかなか難しい映画だった。
なので、皆さんの解説で補完します(笑)
でもね、
壁一枚を隔てただけで、
同じ空も違って見えて、
楽しそうに暮らす家族と収容所の中の出来事との
対比が恐ろしい。
日常の無関心の恐ろしさに気づく。
色々考えさせられる映画でした。