このレビューはネタバレを含みます
冒頭、エンディングの曲が素晴らしい。
カットも秀逸であるが故に、役者の素晴らしさも伝わる。
しかし、「?」がでるカットもある
川べりでの夫婦のバックショットでのカットバックは対岸からのワンショットで良かったのではないだろうか。
全体的にワンショットで通すところが多いために目立つ。
「シンドラーのリスト」が観客へ伝わりやすくするためとほぼ全編英語であったのに対し、こちらはドイツ語。
現在のアウシュヴィッツの映像は圧巻であるが、全体を通すと制作側の自己満足で終わっている感は否めず。
これがA24といえば、それはそうだよなと。
相変わらず、着眼点と発想力、スタートの切り方は唯一無二。