ギミックとして面白い映画だった。
冒頭から結末まで、一貫して定点カメラでひと家族の日常を描いている作品なのに、ある一箇所だけ登場人物がカメラ(=私たち観劇者)に視線を向けるシーンが。
それまで観劇…
無関心…というよりは『既読スルー』の方がしっくりとくるかもしれない。
気に留めないのとは、また違う。
それは、心や頭の隅っこにある『異物』を放置して、そのままにしておくってこと。
人の心の、柔軟…
日常に侵食してくるわけねと思っていたら
後半に子どもが家庭菜園?の温室に弟を閉じ込めて悦に入ってたシーンがあってこの映画の恐ろしさを分かった気がする。
邦題の関心領域の関心に領域とつけた方はすばらし…
ルドルフもあの嫌な感じの奥さんもおばあちゃんも息子くんも使用人にされてる現地人もほぼ全ての人間が目を逸らしてた。リンゴの少女とその母親だけは違ったが…
冷たく先の見えない暗い廊下と現代の収容所がつな…
テーマ含め気になっていたけど、あんまり評価良くないな…どうしようかな…と迷った末に鑑賞。
強制収容所の塀を隔てた隣に住む家族は牧歌的で平和な暮らしを送っている。
家族の関心が収容所の中に向くことは…
低彩度で空が眩しい。青い空と緑の草花。夢のような日々に垣間見える歪みが狂気を感じさせる。取り繕った幸せ?花が映る中収容所からは叫び声だけが聞こえる。林檎。神経質と言えるほどの対称。いざ収容所が映った…
>>続きを読むこれは私には難解な映画だった。
でも見て良かった。
分からないところは解説のサイトを見て補完しました。
以下、印象に残った場面(解説を見てあとから分かった部分も含みます)
◯塀の向こうから絶…
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