ほほほ

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤンのほほほのレビュー・感想・評価

5.0
スープとイデオロギー、かぞくのくにを見たあとにこちらを鑑賞。息子達の共和国での苦境や、そして明るく笑うオモニの記憶の底に誰にも言えない暗く苦しい4.3の記憶があるのかと思うと、アボジとオモニが共和国の金一族を讃美する言葉は不安な本心を忘れさせてくれる呪文やお経のように感じてしまった。
舞台挨拶で監督の話が印象的だった。「冒頭の説明文を入れるのはかっこわるい気がして気が進まなかったが、背景を分かったうえで見てもらうには入れざるをえなかった。在日コリアンはもう7世まで誕生しているというのに、理解してもらうには植民地時代の話から始めないといけない。(※内容うろ覚えです)」
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