Dear Pyongyang ディア・ピョンヤンの作品情報・感想・評価・動画配信

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン2005年製作の映画)

DEAR PYONGYANG

製作国:

上映時間:107分

ジャンル:

4.0

「Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン」に投稿された感想・評価

Hiroki

Hirokiの感想・評価

4.0
憎らしくも愛おしい。北で踏ん反り返ってる将軍様とそのイデオロギーは大っ嫌いだけど、そこに住んでいる人は大好きって言うのが当たり前だよね。イデオロギーとは別のものとして、家族の愛がある。娘が例え北に批判的でも娘のことは大好きだし、親父が例え北を支持していても親父のことは大好き。

北朝鮮を支持する在日の組織、総連の幹部の親父は、金日成に忠誠を誓い北のために尽くす。日本に住んでいて国家から思想を強制的に押しつけられることはないはずなのに、矛盾に満ちた北を支持するのはどうしてなんだろうとずっと思っていたけど、その点が少しだけ理解できた気がする。

親父は思想に染まって思考停止している、洗脳状態になっているとかでは恐らくない。北のイデオロギーの矛盾には気づいているんだろうなということがいろんなシーンで垣間見える。1970年代くらいまでは経済面では大差なかったし、韓国は軍事独裁政権だったし、在日の民族教育を支援してくれていたのは北だけだったわけで、当時は北を支持するという選択は真っ当な選択だった。そこに尽くして生きてきてしまったからこそ自分を信じてくれた仲間、北に送った息子達を裏切ることはできないし、自分の人生を否定することもできない。矛盾に気づいていようとも目をつぶって信じ続けるしかない。

ドキュメンタリーと言うか、ほとんどホームビデオみたいな感じなんだけど、全然知らない人の家のホームビデオがなんでこんなに面白いんだろう。在日だとか北朝鮮だとか関係なく面白いし心が和む。家族の距離感じゃないと撮れない画がある。

親父がヨンヒの価値観や生き方を認めるシーンがあまりにも印象的だった。2人の間の心の溝が埋まる場面ってもっと改まった雰囲気になるものじゃないの?ふとんの上でゴロゴロ、デレデレ、ふにゃふにゃの多幸感溢れるシーンだった。意外だったけど確かに現実はそうだよね。大体こういう時って心では認めたいと思ってるけど意固地になってプライドが邪魔するもの。だから相手のことを認める時って照れるしふにゃふにゃする。親父が可愛いかった。

個人生活から垣間見える社会を描いた作品が好きだ。
2021#244
ヤン・ヨンヒ監督自身の家族のドキュメンタリー。
saodake

saodakeの感想・評価

3.5
NHKスペシャルの北朝鮮帰国事業特集を見てこの作品のことも知った。
帰国事業や北朝鮮での暮らしについて詳しくは語られていないのでNHKスペシャルを先に見ておいてよかった。
両親は夫婦で朝鮮総連の活動をしていて、何人もの人間を北朝鮮に帰国させたわけだが、そのことについて後悔はないんだろうか。
少なくとも息子たちについては心のどこかで後悔もあるように見えた…。
まぁ簡単に言い切れない複雑さがあるんだろうな。
ゆるり

ゆるりの感想・評価

4.3
何度目かの再視聴。

日本に住んでいるなら、ぜひ一度は観て欲しい一本。

子供の幸せを願わない親はいない。結果人質にとられたも同然の息子や孫達を守るために、突き進んでいくしかないご両親の姿に言葉はなくても伝わるものがある。
r

rの感想・評価

4.2
後悔するにはあまりにも事が大き過ぎて、引くに引けなかったんだろうな…(ToT)

北朝鮮の一般家庭にピアノが置けることも、監督の甥っ子がとんでもなく上手いことにもびっくりした
mikki

mikkiの感想・評価

4.5
在日のほとんどは、韓国出身だったということをこちらの映画を見てはじめて知りました。在日の人たちがなぜわざわざ北朝鮮に行くのかが理解できなかったのですが、なるほど、そういう理由があったのかと理解に至りました。

日本での活路を見い出せず、韓国も情勢が厳しい当時、北朝鮮に希望を抱いて渡ったのに、その後の現実は日本からの仕送りなしでは生活もできないような状況。北朝鮮に送り出した息子3人に加え、その家族の分までも日本の両親が経済支援をしなければ生活が成り立たないという現実。

良かれと思ってまだ十代だった3人の息子を北朝鮮に送ってしまった両親は、そう口には出さないものの、大きな後悔を抱えているのでしょう。それなのに、表面的には北朝鮮をたたえ続ける。

朝鮮半島は今も分断に苦しんでいますが、この家族のなかにもまた、北朝鮮と日本に隔たれてしまった家族の苦しみが現在進行形で生き続けていて、その癒やされることのない深刻な痛みが底辺に流れている作品だと思いました。
yukina

yukinaの感想・評価

5.0
何も知らないことには、怖さと、幸せとが隣り合っていて、この事実をどう受け止めるべきだろうかと考える。
のこか

のこかの感想・評価

4.8
泣いた。お父さんもいろいろ思うところはあったんだろうな。最後の方はお父さんも引くに引けなくなっていた気がする。ほぼ執念で北朝鮮のことを信じ通していたんだろうな…
ねぎま

ねぎまの感想・評価

3.7
やっぱりどうしても北朝鮮にはいいイメージを抱いたことがない。
でも、そんな私は何も知らないんだなって思ったし、国の名前が伏せられていたら共感とか感動っていうものが最初からついてきた気がした。

でも、最後は涙が出てきた。
家族の形、親子の形、愛が溢れてた
中本

中本の感想・評価

3.3
息子や親戚のために北に送金して勲章をもらう両親も、ビデオではただの陽気な関西の夫婦。結婚式でうどん。万景峰号。
>|

あなたにおすすめの記事