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Dear Pyongyang ディア・ピョンヤンのyuのレビュー・感想・評価

4.1
ヤンヨンヒ監督が3人の兄やソナを始めとする親戚に会うことを諦めても世に出した作品。

ヤンヨンヒ監督のお父さんが主人公の作品。愛しきソナを視聴した時とお父さんに対する印象が大きく変化した。(よくしゃべるな、娘のことが大好きだな、祖国のために生涯をかけてきた方なんだ等)一方で、共通することとしてヤン家ならではの韓国語と大阪弁を行き来する会話は今回も聞きやすく、好きな部分であった。

ホームビデオのような画が続くが、その背景には、想像の絶する背景が存在し、思想や国籍という根深いものが存在する。思想が違うから分かり合えないということは身近なことではなく、そうなんだろうなと一方的に知ることだが、その中に見える家族愛は共感できる部分が多い。

なぜ、お父さんの娘の国籍に対する考えが変わったのか、結婚に重きを置いているのか、聞いてみたかった。
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