このレビューはネタバレを含みます
PascaLs 知らない、誰？と思うかもしれない。私もそうだった。でも音楽を聞くとわかる。この独特で個性的な音楽は一度聞くと覚えている。
最近なら川っぺりムコリッタの音楽と言えば、あ〜！って思うかも。あとさかなのこも、凪のお暇や妻小も。
遊びの延長で、自由、と言われていたが演奏が無茶苦茶上手い。ヨーロッパにも公演に行かれていて、海外にもファンが多そう。国境なんてまさに関係なさそう。
メンバーの1人がお亡くなりになった。その追悼のライブ、配信ライブと音楽会の2公演がこの映画の主であったので、存分にパスカルズの音楽を堪能できた。音楽のドキュメンタリーによくある、いい感じに曲を聞いているのに、途中で関係者のインタビューはさんできたり、切ったりなんかはしない。
それどころか、お亡くなりになった三木さんが作ったという曲は、難しいから合わなくてやり直して3回も聞けた。
途中弦が切れたと、繋ぐMCのお喋りがほのぼのして、面白かった。
楽器は管弦から、おもちゃまで、使う。
すごくうまいのに、抜け感がある音楽。
そしてみんな知ってる「たま」 っぽいところも。
所々でメンバーにインタビューする伊勢監督の声。それもなんだかパスカルズに合っていた。
