愛という名のもとに
を彷彿とさせる息子さんのほうのシーンが印象的
そこから一気に展開していくのですが。
かつて役者を志していた空気が読めない青年と、売れない映画監督、その家族たちの物語。
先日観賞した「月」と同じ石井裕也監督作品。月同様人間の心を抉って描いてました。
終始ごちゃごちゃしている印象でしたが、気にならないごちゃごちゃとゆーか、心地よい自然なごちゃごちゃ感。
前半と後半で、松岡さんはまったく別人をやっていて、窪田さんは一貫していました。
ラスト船上での、兄弟3人とは違い窪田さんだけ涙を流さないところも一貫していて良かった。
ある意味、「月」での磯村勇斗さんに通じる点を感じました。役柄として。どこか人とずれてしまっている感覚。
内容とは関係ないですが、役者陣が豪華過ぎ。ちょっとの役に朝ドラ女優や、名バイプレイヤーや。あの社長役も贅沢。
その中でもダントツだったのが三浦貴大さんの嫌な野郎っぷり。
「神は見返りを求める」での若葉竜也さんばりの、いけすかない野郎でした。若葉さんも今作に出てますが。
神も仏もないな
これが真髄でしょう。だからこその愛とゆうところでしょうか。
ま、恐竜に比べたら人間の一生なんてあっとゆう間ですね