Paula

インシディアス 赤い扉のPaulaのレビュー・感想・評価

インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)
2.0
ジェームズ・ワンは、アメリカのエンタメ・ウェブサイト "CinemaBlend" に何故?フランチャイズの3作目の監督はしないのか?について聞かれていた。その答えは...?
“It's weird. Everyone wants me to do
the full trilogy thing; I'm like, 'If
you're lucky enough to get me to come
back to do the second one…' - A. And
B, usually by the time I get to number
two, I always feel like I've said all I
need to say, and I'm ready to move on.
I'm ready to move on to go start
something new, do something else
that excites me. That's how it's always
been for me. For me, it's a very organic
process. I only make movies that I
want to see. That's the bottom line.”

インシディアス・フランチャイズの5作目となる本作『Insidious: The Red Door(2023年)』は当然、ジェームズ・ワンは監督ではなく製作側にまわっていて、しかも2011年の映画『インシディアス』の続編の『インシディアス 第2章』の続編にあたるとされているって...3作目と4作目は前日譚なので直接は関係ないということで... どれもこれも見ていないので伝聞でした。悪しからず、御免あそばせ⁉ 一応暇なので『インシディアス 第2章』をこれから見ます。

『インシディアス 第2章』を見た感じは、あくまでも個人的な意見として原作者が毛嫌いをしていた『シャイニング』に出てくるような狂暴と化した父親、ジョシュがラストに家族を襲う大団円が映画の一番の見せ所で大ラスにはその解決法として記憶の封印をするところでエピローグとなっていたのを本作『Insidious: The Red Door』ではプロローグとしている。この記憶の封印は確か?同じことが逆さ文字 "redrum" を扱った続編のキングの小説にも登場している?

『インシディアス 第2章』には無かった? "Astral projection" ... という言葉が映画の一つのファクターであり核心となっている。

映画の本筋としてはジャンプ・スケアに特化したような映画構成をしているのではと思われる意図的で恣意的なものを強く感じる。つまりジャンプ・スケアをうまく見せたいが為だけに次のジャンプ・スケアの間に意味を感じさせないサブプロットを持ってきて辻褄合わせをしていて、その為にメインプロットが希薄になり、脳ミソウニのあたいの弱い頭には全然入って来ませんでしたとさ!ようやくラスト近くになって悪霊が彼ら親子を何故に襲ってくるのかが、ガッテンがいくようになりました。とにかく前半とは違って後半のシーンに限っていえば夜間のシーンがほとんどとなり悪霊ちゃんが電気を消したりするので真っ暗け~っのけ~っとなってみているだけで気が重くなっちゃいました。

そんなこんなで前作にあたるジェームズ・ワン監督の『インシディアス 第2章』のほうがいくら有能なスタッフの助けがあって、しかも予算を3倍もかけたからといって素人による本作『Insidious: The Red Door』よりも評価が高いのは分かる気がするのはストーリーラインの分かり辛さによるところが大きいように感じるけど海外のお客さんは意見が違うようで... 
Red Door is opening to $32.65M this
weekend, the second-best start in the
Insidious franchise after Chapter 2′s
$40.2M, entombing Indiana Jones in
second place with a $26.5M second
weekend.
ハリウッドの情報サイトDEADLINE(July 9, 2023 8:02am)より
ディズニーによるくそ面白くもない『ブギーマン(2023年)』化現象なんちゃって⁉ 意味不明かな⁉

ところで
‘The Godmother of Horror’ ことリン・シェイさん... 『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』では印象がありすぎて、あたしのトラウマを作った張本人でこのお方が出演すれば演技が決してお上手とは見えないけれども映画の質が少しアップする存在であるのでこれからもお元気でいてくださいませませ‼
Paula

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