「この船は絶対に沈まないとか？」
「神にだって沈められませんよ」
「人々にとっては夢の船
私にとっては奴隷船
鎖に繋がれてアメリカに連れ戻される」
「船の切符まで賭けるのか？」
「他に失うものなんてない」
「世界は俺のものだ！」
「絶対に君を離さない！
自分で登るんだ！頑張れ！！」
「人生はギャンブルだ
どんなカードが配られても今を楽しむ」
「Make it count 」
「ポケットには10ドルしかない
僕は君にあげられるものなんてない
だけど君を諦められない
飛び込む時は2人一緒だ」
「I’m flying!」
「不躾な質問だったらすみません
私の計算では救命ボートの数は
乗客の数よりも少ないのでは？」
「ええ 全乗客の半分です」
🎻♪♬♩
「もうやめよう 誰も聞いてない」
「食堂でだって誰も聞いてない」
「聞くと温まる」
「一等の客は避難も音楽付きか？」
「大丈夫だよママがいるだろ？
パパは次のボートに乗るんだ」
「ローズ！なんてバカなんだ！」
「飛び込む時は2人一緒よ」
「もっと頑丈な船を作るべきだった」
「グッゲンハイムさん 救命胴衣を」
「私は紳士らしく船と運命を共にする
ブランデーをくれ」
「船長さん？私たちはどこへ行けば？」
「君らと演奏できたことを誇りに思う」
「ジャック 私たちの初めて出会った場所ね」
「愛してるわ」
「やめてくれ お別れを言うのはまだ早い
ローズ 約束してくれ僕のために
ここを生き抜くと
ここを抜け出して
子供をたくさん産んで
歳をとって温かいベッドで死ぬんだ
今日この海で死んだりしないで
約束してくれ」
「約束する」
「あなたたちそれでも人間なの？
オールを持つのよ女たち！！！」
「生きてる人はいないかー！
...遅すぎた
オールが当たらないように気をつけろ」
「お名前は？」
「ドーソンよ
ローズ・ドーソン」
