はみがきしんぢ

グランツーリスモのはみがきしんぢのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
5.0
吹替にて。
予告でザックリとあらすじを聞いた時は懐かしい「スター・ファイター」を彷彿してしてしまいましたが、こちらはぼく知らなかったんですけど実話ベースということなんですがあまりにもドリームがすごくてホンマかいな…!?という感じではありました。

しかし選抜された他の候補者や、プロに転向した後も他のレーサーなど周りは全員ライバル、それだけならまだしもメカニック等チームの人間まで「所詮ゲームしか知らないオタク野郎だろ」って感じでナメてかかってくるしで、ホントに敵しかいないしんどい世界で、勝つことでしか評価を得られないシビアさ(このプロジェクトの言い出しっぺのオーランド・ブルームなんか最後までヤンのこと信用してなかったくせに表彰台に登った途端に手のひら返してきたし)はちょっと腹も立ちますけど、それだけに勝ってあいつらを見返してくれ!って気持ちで見ることができてまぁ良かったかなと。総じてとてもアツかったです。

序盤のパパのクルマでパトカーを撒いて逃げる際のゲームっぽい画面がオーバーレイするのはちょっとダサいかなぁ〜とは思いましたが、サーキット走行中にベスト走行ラインや順位が実写に重なって表示されたりするのはグランツーリスモ的で良い演出かな、とは思いました。

あと吹替版では劇中のテロップなども日本語なのでわかりやすかったですし、エンドロールにはT-SQUAREの「CLIMAX」なのも超良かったです!(本当は「MOON OVER THE CASTLE」を期待してましたが)