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瞳をとじてのNgHMtDのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.4
自分と他人の記憶について。同じものを共有できないどうしようもない哀しさについて。
観る人が観たら死んでしまうんじゃないかとすら思った。

「映画は奇跡を起こせるか」
メタ的な解釈の凄みもあるし、ビクトルエリセにしか描けないため息が出るほど美しいカットの数々(現代映画だからか過去作と比べると控えめではある)、ミツバチのささやきのセルフオマージュなど、若干冗長ながらも盛りだくさんの3時間弱。
ラストシーンは、物凄いパワーとメッセージ性をもって観る者をぶん殴ってくる。
大傑作!!!
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