「時間の使い方」が、非常に贅沢な映画だった。
寡作で知られるビクトル・エリセ氏の、31年ぶりの長編映画となる本作。かつて映画監督だった老齢の主人公が、監督作『別れのまなざし』の完成を前に失踪した…
さすがビクトル・エリセ。どこぞの巨匠とは違って自慰的な遺言作品になっておらず。50代のアナ・トレントに「ソイ、アナ」ってゆわせてファンサービスしてるのがニクイ。海辺の暮らし、人生の晩年に相応しいかも…
>>続きを読む今まで観てきたVíctor Ericeの作品と全く違っていて、面食らってしまった
スペイン語だからなのか、Pedro Almodóvarの''Pain and glory''を彷彿とさせるような、…
全体的には静かな緊張感から淡々と展開していく感じで観ていて気を抜けない感じが堪らない(笑)
あとミゲルの事が好きなワンコ🐶が可愛すぎるし、タイトルの意味も回収できたから面白かった👏
この監督の他作品…
ヨーロピアンビスタサイズ。
悲しみの王。
どう老いるか。
恐れも希望も抱かないことだ。
デカ足のルフィノ。
三段峡ホテル。
すっぴん派。
ずっと映像と音が綺麗で、内容がよくわからないレベル。笑
…
【鑑賞メモ】
明け方の海。
暖炉の火にちらつく横顔。
窓からの光。
映写機。
光が美しい。
肌ざわりが少し冷たくて、透き通るような光。例えるなら、まだ薄暗い早朝に透明なグラスに注がれた水みたいな、…
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