うえあい

ローマの休日 4K レストア版のうえあいのレビュー・感想・評価

5.0
ヘプバーンの初めての映画は、ローマの休日を映画館で観るという長年の夢がようやく叶った。今まで観た映画の中で1番の映画体験だった。
観る前まで正直、ヘプバーンがただただ美しい映画だと思って観ようとしていたが、何故この映画がここまで語り継がれるのか、なぜここまで評価され続けているのかが冒頭数分で分かった。アン王女が各国のお偉いがたの前に出た時、椅子の前に立った。この後アン王女のは直ぐに椅子に座ろうとしたが、隣にいた大使がそれを静止した。このシーンを見た瞬間この映画は素晴らしいことが分かる。当初観る前に抱いていたこの映画のイメージは監督にもキャストにも大変失礼なことだった。
ヘプバーンをようやくスクリーンで観ることができた嬉しさ。そしてその映画がこんなにも素晴らしいものだったのかと言う感動。映画を観てこんなに豊かな気持ちになったことはない。
今日は素晴らしく幸せな1日だ!
うえあい

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