わらじ

惜春鳥のわらじのレビュー・感想・評価

惜春鳥(1959年製作の映画)
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私には石浜朗と津川雅彦の顔の見分けがつかず大変だった

それは良いとして過去の友情/愛情は大人になった今どこへ…という『夕やけ雲』タイプで、でも夕やけ雲と違って過去の回想じゃなく現在の現実にフォーカスしてる作品

マキノ雅弘作品に出てくる個性ある脇役すきなんだけど木下恵介作品にでてくる脇役も好きだな
人間のことをすごいよくみてる人なんだと思う

異性愛の三角関係とか心中の話が中心になるのかと思いきやそれが主というわけではなく
岩垣と馬杉の関係性をメインに、日本(メジャー?)初のゲイ・フィルムと言われているのも頷ける
プラスして地方都市での封建的な家族のかんじとかホモソーシャルな空間での女性嫌悪とかもえがいてる
やっぱ私は過去の思い出に決別し今を生きようとする…けど気持ちの揺れ動きも垣間見える、手代木のキャラが好きだな
手代木は馬杉みたいになりきれない狭間にいるかんじ
津川雅彦と顔判別できてないけど😂
じつは手代木が一番表層的じゃない友情とか愛情のこと真剣にかんがえてそうで良かった
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