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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のuのレビュー・感想・評価

4.0
原作が良すぎるから汐見さんが書いた本も合わせて読んで欲しい。
小説が映画化するのって要らん演出が多かったり ジャニーズ売りで使われたりとかあるけど、これは正解だった。
2時間という短い間で綺麗に纏まっていたと思う。
現代を生きる百合と戦争の時代を生きる彰の考え方、生き方の対比や、特攻隊員が自分の特攻にがんばって意味を作って明るく楽しく振舞っている所はとても苦しかった。

"生き恥なんて言葉使わないで"
生きたいと思うのは恥ずかしい事ではない。
生きたいと思う人を止める権利は誰にもない。

ひとつひとつの言葉が重かった。
特攻隊員や、その他の立ち向かった人達、空爆で亡くなった人達、その人達があったから今の日本がある。敬意を持って今を生きようという気持ちになった。

平和な世界を生きれている自分は幸せだなと思ったしこの幸せが当たり前では無いから。
幸せな味、幸せの匂い。日々の幸せを大切にしようと思った。
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