心に沁みる感動作だった。一緒に観賞していた人たちのすすり泣きが聞こえてきた。
主人公がタイムスリップしてすぐに1945年の戦中の環境に順応しているように見えたり、もう少し戦中のことについて詳しく描いたりして欲しかったが、ラストでそういうマイナスに思うところを掻き消すほどの感動があった。タイムスリップをしてきた現代の少女が戦争を見て思うことをストレートな発言がハラハラさせた。この時代にいてそんな発言できるかわからないが、同じ気持ちを抱くのは確かである。
原作者が国語の教師をされていたそうなので、この作品はきっと子どもたちに向けて書かれたものかもしれないが、年代関係なく響く作品だと思う。戦争を改めて教えてくれた。戦争をして何にもならない。
映画館で働いている友達が結構人気作だと教えてくれたので、気になって観賞。期待を超えて良かった。
