映画館で何十回と見せられた予告編。もうお腹いっぱい、と思っていましたが、観てみたらなかなかの佳作でした。
予告編からしてコテコテのコメディかと思いきや、内容は極めてシリアス。主人公が自分の人生を再生していく物語(セリフにもありましたが)。
最初の方は、主人公の言動があまりにもクズ(失礼)なので、イライラしながら観ていましたが、後半そのクズっぷりがゆっくりと溶けて行くにつれて、主人公にどっぷり自分を重ねてしまいました。
とにかく深川麻衣さんの演技が、絶妙で素晴らしかったですね。彼女じゃなかったら、これだけ感情移入出来なかったかも。
ケタケタとは笑えないけど、今現在人生の何かに迷っている方にはオススメの作品です。