2回目観に行きました。書き直し。
聖なる鹿殺しでは「目には目を歯には歯を」のような人間対人間の構図が緻密な脚本の基に映像化されてたけど、今回は人間の愚かさが主題みたい。
ベラはあの狭い環境下で保護・観察されていたけど、外の世界へ踏み入れると体験するものすべてを吸収し、成長する。それって人間の本質的な部分であったけど、ベラは女性であることが中心としているから、男性社会で生きていくことで疑問に思うことも生まれていく。駆け落ちという名の旅に出た彼とは歩む歩幅が違っただけ。いろんな出会いと出来事で人間は成長していくし、その成長がいきなり止まってしまう。世界を知るって素晴らしいこと。不条理な世の中ではあるけど、そんな不条理を知ることは生きるために必要なこと。悲しみも喜びも。
