見やすいけど面白いかと言われると微妙〜につまらない。
娘がいきなり変なことを言い出して認知症の祖母と仲良くしたり実家の早くに死んだ妹の部屋を自室と言い張ったりする。
幼い頃に妹を殺してしまった主人公への復讐のために、姪に取り憑いて殺してしまう話。
しかし考察を読むと冒頭の祖父の死が大きな鍵になっていて、妹を殺したことを自責する主人公を擁護して励まし続け記憶の改竄をした父の死をきっかけに真の記憶が戻ると同時に妹に似てきている実の娘を虐待する日々、とあり、納得。
妹の霊が最初から妄想でしかなかったと考えると、また違った見方ができる。
ただ、最後は父を殺した母を見て自死を選ぶ娘という考察はいただけない。この年齢で自死選択できるわけない。
