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ボーン・スプレマシーのhrnのレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
3.5
決着を付けた2年後、あの時のマリーとインドで幸せに暮らしていたジェイソンは未だに記憶の全てを取り戻せないでいる。全てが平和に進んでいく彼の元に新たな刺客が現れるーーーーー。


「ジェイソン・ボーン」公開前に先駆けてシリーズ作品一気見週間②です。1作目を観る前に今作を観てしまうという凡ミスを犯した私は初見だったこともあり、ストーリーの部分は「ハテ?」な箇所もありましたが……それでも充分楽しめました。

前作で意外と重要な役割だったマリーの突然のフェードアウトに開いた口が塞がらず…観客の掴みは良かったです。

再び追われる身となったジェイソンはマリーの死に悲しむ暇もなくCIAを追い始めますが、更に身に覚えのない襲撃事件の犯人に仕立てられていたのです。

未だに記憶喪失であるジェイソンですが、ベルリンとモスクワを舞台にその真相を突き止めていきます。


個人的な今作の見所は、前作より遥かにパワーアップしたカーチェイス。華麗なハンドルさばきに目が奪われ、手に汗握る一瞬でした。

アクションもカーチェイスも大満足な今作でしたが強いて言うなら、容疑者特定の安易さが気になりました。

襲撃事件の現場にジェイソンの指紋が残されていた事で容疑者を特定するCIAですが、さすがに証拠が単純すぎるやろ。と思わずツッコミを入れてしまいました。プロの殺し屋が、それも組織のNo.1が現場に指紋を残すはずがない事に、誰一人気付かない違和感で終始モヤモヤしました。

ですが、それを差し引いても楽しい作品でした。
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