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ボーン・スプレマシーのnagarebosiのレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
4.8
ハンドル何回まわすんだっ!?
ボンドやイーサンが世界征服を企む悪と戦う勧善懲悪物やル・カレ原作のリアリズム重視の騙し合いとは違い、現実と地続きな世界観で描かれるスパイスリラー。とにかくシナリオが上手く、リアリティーがありながら無理無くエンタメに落とし込んで抜群でした。手持ちで撮影し細かく繋ぐことで臨場感とリズムが生まれ、これだけ複雑な展開を僅か108分で見せきる演出はスゴいの一語!
ジョーン・アレンとブライアン・コックスの対立場面など息も出来ないほどの緊張感でした。
ラストからエンドクレジットまでも粋でカッコよく、とにかく楽しめました。