特売小説

スエーデン・ポルノ 欲情初体験の特売小説のレビュー・感想・評価

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時代の徒花ですなあ。

なんて苦笑じゃ済ませられないくらい凄絶な、自己を顧みようとしないおちんちん絶対幻想に全体が貫かれてあって辟易してしまいましたけれども。

それ故の複雑怪奇な感情が交錯する衝撃のラストなぞは笑っていいんだか呆れていいんだか、という具合でしたけれども。

体験記と、それを読み耽る別個の主人公と、といういわゆる入れ子構造の採用で以てパツキンのちゃんねえのど助平シーンが必然的に2倍じゃよがっはっはっ、という戦略にはついつい感心を覚えてしまいましたよ、と。
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