特売小説さんの映画レビュー・感想・評価

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ツンデレ。

という言葉を久し振りに抽斗の奥から引っ張り出したくなるくらいに、メカニックのおっさんのキャラクターがあたいはとても好きでしたねえ、ええ。

客観的、もしくは主観的な、その瞬間には事実に違
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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予想を裏切らないが期待以上のものを見せてくれる、世界観の拡張が楽しい物語と。

開幕早々から外連味たっぷりで惹き込まれる場面構成と。

そして言わずもがなどうかしてるアクションシーンとで以て。

もう
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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様々な形、いろいろな角度の呪縛を解いてゆく優しい話、アップデート必須やぞ老害どもめ、という内容よね。

若干長尺、なれど好い塩梅で以て観客に先回りさせてくれる巧い脚本に感心されせられたわよね。

ただ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

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コンチネンタルホテルを中心とした組織体系やら各団体の相関図やら。

金貨やらディナーの予約やらのその界隈で独自流通しているらしき符牒なぞを想像するだけで軽く3年は余裕でシコれる。

デフォーにレグイザ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

言わばラスボス戦、主人公ら以外の子どもたちの姿に、その捉え方に背筋の凍る思いをした訳ですからしてそういう方向性の作品なのだという事は百も承知ですけれども。

でもやっぱ。

空を翔んでくれないかしら、
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ネバー・ダイ(2018年製作の映画)

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過剰なセンチメンタリズムと意図不明なまま多用される映像エフェクトと格闘場面に於ける細切れの編集と。

それ全部アクション映画には要らん要素なんだよなー、と。

動ける女性の演者を擁しながら、追われる側
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キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

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何故その状況下でまぐわうのだお前らは。

というサービスシーンは「ダイ・ハード」以前の脳筋アクションなどから連綿と続くジャンル映画に於けるお約束な訳ですけれども。

その伝統を引き継ぎつつもしかし本作
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COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

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比較広告でぼて繰り合う様子はコーラ戦争に限らず面白いし。

二番手の挑戦はいつだって応援したくなる、という事ですよね。

ニューコークに関するぐだぐだは初めて知った事、なのでその行は面白かったすかね、
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

殊に前半で散見されたサスペンスを盛り上げる為のインサート、照明演出、劇伴などのベタ具合が。

とは言え異業種監督として批評眼や好奇の目を向けられる事に対し意識的であると雄弁に語っているように感じられて
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星くずの片隅で(2022年製作の映画)

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引き合いに出すならフワ某が今の感覚、なのに極々自然に篠原みてえだな、と思っちゃいましてね。

電気経由ですからして飽く迄も卓球の息の掛かった篠原、その他のタレント仕事については横目でちらっと眺めた程度
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

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事件は現場で起こってなかったんすよね、法廷内で語られるのみで以て人名も相関図もまるで頭に入ってこず、詳らかにされたのかどうか果てさて、と。

無論、映画としての主眼もそこにはなく主題でぶん殴ったろかい
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ドンテンタウン(2019年製作の映画)

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自らの才覚のみで生きようという思いを抱いて世界と対峙した際の、拒絶されて独りぼっちで居るような感覚、それに甘えてモラトリアムの延長戦をやったろうじゃんいえーい、独り暮らしへの憧憬を添えて、という事です>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

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本編同様アンゼたかしが担当したのかしら、エンドロールで2曲目に流れる楽曲、そのしょうもない内容を訳し切った仕事はボーナスに値するわよね、と。

あとあの娘さん、飯田里穂に似てるよね、と。

Gメン(2023年製作の映画)

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原作の掲載誌がジャンプマガジンな訳でもないし、ひっそり放映された深夜ドラマが評判となりTVerで爆発的に視聴されたみたいなストーリーも聞こえてきてないし。

これなんの勝算があっての企画なんだろう、奇
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クロムスカル(2009年製作の映画)

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殺人鬼ホラーとしてある程度の犠牲者が出てくれないと締まりが悪い、でもその候補者には知恵を絞って逃げてもらわなきゃあ、或いはまた全力で逃げてくれなきゃあ、緊張感も説得力も生まれない訳ですわね。

それを
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マニアック・ドライバー(2021年製作の映画)

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希望を喪くした昏い目をした主人公の、その鬱屈したモノローグが被されば都会の風景も気怠いものにも見えてくるってえ寸法ですよ。

川瀬陽太の病み具合もまぁ素晴らしかったすよね。

ジャッロに関心のないあた
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シン・ちむどんどん(2023年製作の映画)

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どうせあたいなんかは移住ものですからね、でもハンバーガーは美味しいよ、なんて言い放てちゃう訳ですよコカ・コーラぐびぐび飲みながら。

なんて事は言ってらんねえなしかし、と思っちゃいましたよやっぱ、終盤
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KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)

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エクストリームだど。

つって作り手が鼻息を荒くすりゃあ荒くするほどガバガバな設定が気になってしまう、その典型例よね、と。

いや紗倉まなが、亜紗美が、おっぱいを出してくれたならそれだけでもう満点は叩
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裸足になって(2022年製作の映画)

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再生のドラマ、優しいばっかりの世界を見せ続けてくれる激甘仕様、を勝手に連想して臨んだところ、向き合うべき厳しい現実もしっかり見せ付けてくる苦味そのまま仕様だったでござる、という事ですよね。

それでも
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

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取り立てて印象的に見せようとしている訳でもないのに切り取ればそれが既に風情のある町並み、でもそこに万人に死をもたらす風が嘗て吹いたんだぜ、みたいな。

現代に生きる人々のその営みの中にもまだ傷痕が残っ
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バービー(2023年製作の映画)

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俺あれ、ヴァジャイナ一つくださいな、て聞こえたんだけど、だとすると今までなんのハナシをしてたんじゃわりゃあ、とはしかしならない絶妙なバランスは素晴らしかったすよね。

ホームパーティーのダンスシーンで
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

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ドラマパートに於いては当該グループ目当てのお客さんから反感を買いそうなくらいにマキタスポーツ劇場でしたし。

トラウマをぶっ込んでやろうという気概を感じる恐怖演出も好印象、個人的には壊れたレコード状態
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

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確かに、神出鬼没な清水尋也も虚ろな目をした阿部サダヲも、無邪気で毒塗れな古川琴音も落ち着いて怜悧な吹越満も、何遍擦ってもらっても楽しいは楽しいすけどタイプキャストばっかりだな、ていう。

と言いつつ獰
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

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いわゆるサメ映画が。

B級映画を好んで観ちゃうようなとってももの好きなボクちんのアンテナにビンビンに引っ掛かった作品を紹介しちゃうでんがなまんがな大会の試合会場になってくれているお陰で。

例えば時
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

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その日暮らしの根無し草でも魂が自由でないなら無間地獄、脱するに番兵か或いは看守への復讐を果たす必要があるなら俺たちがいつかたどり着くと思っていた全うな人生ちゃあいったい、如何なるものだ、ていう。

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セフレの品格(プライド) 決意(2023年製作の映画)

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難病だの続柄などの関係性だので制約を設けて波風の立たない他愛のない領域にさも嵐が起こっているように見せる、ティーンが対象のキラキラ映画すよね、高石あかり成分抜いちゃうと。

他者には理解し難い関係、て
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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

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今に作るならオミットせにゃならん要素がたんまりとあるのだろう、具体的に言えばまるだしのおちんちんやまるだしのおちんちん、そしてまるだしのおちんちんなどですけれども、とか。

実際の現場を知らん状態では
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フラッシュ・ゴードン 4K(1980年製作の映画)

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そりゃあ子供騙しですよ、仰る通りだと思いますよ。

しかしその子供騙しを本気で、知恵を絞って金に飽かせて再現しようと試みた仕事にこそ宿る某かを、本作は獲得していたと思うんですよ、ならばにこにこせずには
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テイルズ呼ばわりさせておきながらNintendo、しかもマリオで遊んでるとは反目の意思も満々じゃねえか16bitでぼてくり回すぞこの兄思いで純真な可愛げばかりの憎み切れないゲームボーイが、なんつって。>>続きを読む

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

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乱暴な言い方をすれば主人公の名前が野比のび太に差し替えられている鬼滅のなんとか辺りを読まされてる感じっつーか。

アルプスの少女のイメージを覆す物語と言うよりは、今までに何度も繰り返し語られた女囚もの
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セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

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勃起不全も已む無し級のトラウマ喰らっての闇落ちムーブて厨二過ぎないすかいい大人が。

と、自らを顧みつつ思わされた訳ですけれども冷静に考えて、高校時代の初恋のその仔細を忘れていないバツ2ってのもなかな
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カルト(2012年製作の映画)

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はやせやすひろが話す実話みたいな内容だなと思って。

詰まり、安易でチープになり勝ちなフェイクドキュメンタリーという手法を補って余りある物語をしっかりと探し出して当て嵌めたその嗅覚は、確かよね、なんつ
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N号棟(2021年製作の映画)

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事前予約を入れていた筈が店に出向いたところで萩原みのりは病欠と伝えられる、しかしもうちんちんはぎんぎんですからして指名なしで入店、したらば充てがわれた嬢が筒井真理子、ちょい萎えしたものの思わぬ熟女の凄>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

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健気で逞しい子供さんを見ているだけで泣けてくる、そんな年齢に自分がなった事実を改めて意識させられつつ。

全てが無駄じゃなかった、と快哉を叫ばずに居られないラストの気持ち好さを格別なものと味わいました
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RE:BORN(2015年製作の映画)

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メイキング撮影、及びOL刺客の役名で伊澤彩織がクレジットされている、という事は坂口拓と接点がない訳ではないのか、今後に期待が持てるわね、と。

割り箸そのまま使うんかい、という点も確かに気にはなりまし
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