特売小説さんの映画レビュー・感想・評価

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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

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オリジナルの構造を一つも崩さずにタテノリ曲に魔改造した有頂天のカバーの方が好き。

ご無沙汰が過ぎて最早別人だなジェニファー・グレイ。

さて。

彼らが参加するツアーの内容が強過ぎて個人の問題が矮小
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オアシス(2024年製作の映画)

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津田寛治に革ジャン着せたらほぼほぼSAKURAI、唐突にギターを掻き鳴らしやしないかとハラハラさせられた訳ですけれども。

社会に揉まれて青年期の終わりを意識した若いもんが上の世代が作ってるものを、或
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プロミスト・ランド(2024年製作の映画)

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若い演者が延々と冬山を歩ってくだけの映画でした。

なにか云いたい事のあるとして、それはあたいには欠片も判りませんでした。

なので、若い演者が延々と冬山を歩ってくなぁと思いました。

という小学生の
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

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キャラクターに優しい視線を向けて終わってゆく映画は好きだ。

が、同僚だった彼の下に謝罪に出向くか或いは残った彼女に彼の住所を尋ね無下にされるなどの場面は、絶対に必要だったんじゃないかしらね、と。
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

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こちとら20cmのフライパン一枚を洗うのがやっと、さすが金持ちは使い易そうな台所をお持ちですな、と。

その一方、リアルな生活感がまさに実情の混沌そのもの、俯瞰或いは遠景として見たならコメディとはこれ
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嗤う蟲(2024年製作の映画)

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回想シーンへの入りがめっちゃダサかったのは推敲の時間が足りなかったからなのか、それとも手癖で片付けたからなのか、とまれ。

中山功太の胡散臭さが活きた場面と、気付いたら手枷足枷を嵌められてる自然な流れ
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アンダーニンジャ(2025年製作の映画)

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俺の知る限り。

大谷石地下採掘場跡のロケーションを一番に活かした映画は「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」、斎藤工を活かし印象を強めるロケーションとして利用した映画は「リアル鬼ごっこ」、と。

さて。
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サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

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或いは俺の感受性がうんこなのかと疑いを抱かされるくらいに、ぼやぼやとした語り口だか描き込みだかに、または構成に、翻弄されまして。

更に言うと主人公の人間性、即ちぷらぷらしているように見えてしかし職務
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366日(2025年製作の映画)

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バス停で見送られる側ではなくそのバスの車内に、夜勤明けの帰宅途中かもしくは掛け持ちしてる二つ目の仕事に向かう途中で居合わせ早く乗れよてめぶち殺すぞ、て言ってる側、即ちノットフォーミーは百も承知で上白石>>続きを読む

ソニック × シャドウ TOKYO MISSION(2024年製作の映画)

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またぞろ鬱陶しいくらいのジム・キャリー劇場すね、と。

名探偵ピカチュウだのTOKYO DRIFTへの言及、そうしたお触りこそソニックらしい、もっと言えばセガらしいやんちゃ感だと思うので今後もどんどん
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室町無頼(2024年製作の映画)

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筆下ろしの相手の元に一回り大きくなって帰還する、なんてそりゃ男のロマンが過ぎてぶち上がる筋なのは言うまでもない事ですけれども。

その重要なポジションに演技があれな木偶の坊を置く理由がとんと判らない訳
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

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疋田紗也インパクト、と言ったところで当時にグラビア周りをチェックしていた人間以外にはチャンス大城よろしくなんの事やねーんな訳じゃんすか。

そういう感じ。

用語がさっぱり頭に入ってこない物語パートと
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蛇の道(2024年製作の映画)

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きっと柴咲コウは真の目的を持って行動しているに違いない、果たしてそれはなんなのか。

と、それを見極める事が観賞理由、或いは物語の原動力になってしまいそうなるってぇともうハナシが進まねえ進まねえ。
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ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発!(2024年製作の映画)

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黒人メンバーのおもろコスプレだけは不意を衝かれて笑っちゃいましたけれども。

黄金便器に象徴される商業主義にどっぷりのロートルの虚無は沁みましたし然りげ無く皮肉な男体盛りも好かったんすけれども。

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エマニュエル(2024年製作の映画)

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物語らしい物語を掴めずいずれにフォーカスしたなら楽しめるのか判らない、てな具合に映画を観る素質のないあたいですからして。

エマニュエルの名を冠する作品に求められるものに本作が応えられているのかどうか
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

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ことにかかずらわった連中がラーメン屋のカウンターに満を持してアッセンブル、なんて絵面で山場を盛り上げる映画を俺は寡聞にして本作と「タンポポ」しか知らん訳ですけれども。

それ、もっとあってもいいじゃん
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邪悪な国のアリス(2023年製作の映画)

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体調不良で横になった娘と、付き添って物語を読み聞かせる婆さんの二人の会話を、それぞれのバストショットの切り返しだけで見せたかと思うと。

続く場面、娘が夢の世界を訪れその住人に出逢うやまたその彼と、娘
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リトル・ワンダーズ(2023年製作の映画)

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世の中女の子が男の子にビンタを喰らわす場面がある映画はたくさんあるけど、理由の可愛らしさで言ったら本作が一番だね。

間違いないね。

それと世の中卵料理が登場する映画はたくさんあるけど、本作の目玉焼
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ぼくらのふしだら(2024年製作の映画)

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だったら盗み聞きからの仲直りは要らん筋、そこカットしておけば屋上での激白の説得力が増すと思いますし。

念動力と思わせて実は時間停止、なんてミスリードも出来た筈、観客に対する能力初披露が現状のぬるっと
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

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吊るしたり飛ばしたり、こちとらの予測に対しちょい食い気味で面白暴力を振るいまくった挙げ句の中盤のクライマックス。

まるでリュック・ベッソンが考えた最強最凶ガールみたいな小便垂れを、ていうかリュック・
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ライオン・キング:ムファサ(2024年製作の映画)

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ベタだからこそ引きの強い物語を初めて語るものとしてではなくどうせもうみんな知ってんべ、くらいの力の抜き方でさくさくと描く。

そうすっとこれいろんななんでだろうを感じる暇もない心配ないさ仕様な訳で御座
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グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

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一番びっくりしたのは開巻近くで二流呼ばわりして主人公を突き飛ばしてすらいた肉屋のおやじが次だったかの登場シーンでは軟化した態度に転じていた点。

一旦、その理由が台詞だけで説明されたかと思えばまた後の
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ソウルの春(2023年製作の映画)

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登場人物の顔と名前と所属が覚えられない、光速で流れる字幕を追い切れない。

ふんわりざっくりなんとなく流れを掴むのがやっとの体たらく。

このハゲはこのハゲて怒鳴られても致し方ないわよね、と。

キャ
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ゴンドラ(2023年製作の映画)

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上りと下りがすれ違うそのほんの数秒の間の。

ニッポン放送はオールナイトのスタジオを介して電気とキッドの間で行われていたと云う文通が如き交流、については微笑ましく観ましたけれども。

つかそれこそが映
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クルージング(1980年製作の映画)

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タイトルの出し方がまるで「ロッキー」、かと思えばジョー・スピネルが権威を笠に着てなにか公序良俗に反している訳でもない市民にちんちんしゃぶらせてるし。

ハッテン場の様子見たことあるぜポリアカで、と思え
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デビルクイーン(1974年製作の映画)

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死に際の演技が揃いも揃ってへったくそ、暴力描写も誤魔化し方が洗練されてなくって以てこれ総じてはコント乗り。

部下のギャング連中とプライベートで手なづけてる娘さんたち、双方を役割上ではっきりと色分けし
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

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主要登場人物のものの考え方がところが読み取れず、端的に言えば乗り切れなかった訳ですけれども。

バイクだけに。

語り部さんの表情はいちいち素晴らしく、そして。

誰かと並んで玄関ポーチに座り込みたい
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動物界(2023年製作の映画)

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「エルム街の悪夢2 フレディの復讐」の換骨奪胎に見えましたかね、青春映画だと思って臨んだ場合は。

パンデミックが主題なら規模が小さく想像の範囲を超えてくれない、マイノリティの悲哀を描いているなら展開
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クラブゼロ(2023年製作の映画)

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なにしろ消費期限切れの廃棄弁当が食い放題な訳ですからしてコンビニの夜勤なんかしてたら食生活は乱れまくる訳ですよ。

んでぶくぶく肥った状態に気付いてこりゃ不味いってんで玉袋筋太郎に倣って一日一食に舵切
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セカンドステップ 僕らの人生第2章(2024年製作の映画)

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ユダヤ教から招待状を送られたみたいな内容、なのでいや受け取りませんよという感想が精々ですかね、と。

だって分かんねえもんなんにも。

いやさ世代間の、或いは文化的な、ギャップから生まれる行き違いを笑
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テリファー 聖夜の悪夢(2024年製作の映画)

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姉弟萌えのあたい的にはなんだその雑な処理、つっておこですわよ。

ヴィクトリアを単なる金魚の糞として据えたのも安易だし、彼女に喋らせる事に拠ってアート・ザ・クラウンの得体の知れなさも減じてるわよね。
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ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US(2024年製作の映画)

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オムライスに関して話しているのかと思えばチャーハンについてだった、みたいな涼風の漫才じゃないんだから、ていう。

そのテーマをしっとりムーディな曲調で聴かされても入ってこねえすよ、拳骨にまとわせてぶん
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コール・ミー・ダンサー(2023年製作の映画)

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成功即ち金、という身も蓋もない現実も同時にしっかり見せている点は素晴らしいと思いましたよね、と。

その巡り合わせは本人の努力が、或いは人柄が、引き寄せたものだったのです、と、フィクションならばそう裏
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

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粘着質な承認欲求おばけが都度都度空気なり状況なりを読み誤った勘違いムーブで段々と周囲の反感を買いまくる、と解釈をしたならば。

個人的には因果関係が読み取れそうな、けど実際にはランダムな悪夢パートを3
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【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

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「衣小合わせ」って出ませんでしたか。

今「衣小合わせ」ってテロップが出ませんでしたか見間違いですか俺のいやいや確かに緑内障をやらかしてますけどそれもかなり進行し散らかしてますけれどもでも、それでも確
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対外秘(2022年製作の映画)

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人が悪いのか世の中が悪いのか。

請負人みたいな奴の強引に過ぎてむしろ荒唐無稽な手口がしかし最後まで有効、ていう。

いち生活者としては胸糞ってレベルじゃねえぞ、てな野次が精々の、正に汚え世の中がこれ
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