特売小説さんの映画レビュー・感想・評価

特売小説

特売小説

  • List view
  • Grid view

グラディエーター(2000年製作の映画)

-

先ず一番は、長い、という感想に尽きる訳ですけれども。

今が好機じゃん刺しちゃえばいいじゃん大物気取りのこの間抜けな小物を。

と、思ってしまうのはあたいが政治を理解していないからなんだと思うんですけ
>>続きを読む

エルダリー/覚醒(2022年製作の映画)

-

途轍もない戯言なんだけれども話の切り口、見せる角度の妙で以て最後の最後まで、文字通り最後の最後まで予断を許さない糞素晴らしい映画、詰まりがfucking awesomeな大傑作でしたね、と。

先ず娘
>>続きを読む

ディープウェブ/殺人配信(2023年製作の映画)

-

ダークウェブだ凄腕ハッカーだ言うた時点で独創性も創意工夫もなんもないよ。

というなんとなくの印象を、先入観を、与える原因となる方の、目を見張るような独創性もこれでもかという創意工夫もないゴミホラー。
>>続きを読む

Lost Harmony(2011年製作の映画)

-

タイプキャスト、ではないんだろうけれども伊藤沙莉のあーはいこういう感じっすね感がもう完成されてるなぁ、ていう。

ドラマパートも詰まんなきゃあ事件事故の理由付けも無理繰理な取って付け、なら疑問を挿し挟
>>続きを読む

ラブホテル(1985年製作の映画)

-

なにも知らずに「ファイナル・デッドブリッジ」を観ていてラストに驚愕する感覚すよね。

なんだこれ石井隆の得意技だったのか、ていう。

いつからこの娘さん恋愛感情抱いてたん、とか、このおっさんの執着はど
>>続きを読む

チャイコフスキーの妻(2022年製作の映画)

-

突拍子もない事は出来ないサイコホラーとしてどのような結末を迎えるのか、という点に注目をしまして。

不満をがなるばかりの母親とは違う女の生き方を模索したものの結局はピーニスに翻弄された一生だったのさ、
>>続きを読む

最後の乗客(2023年製作の映画)

-

西浦和也のフラットな調子で聞かされたなら反感を覚えないだろうけども。

これだけ得意気に語られちゃあうるせえそういうの要らねえんだよ、てなる怪談でしたよね、と。

遠くに人工の光を見る絵面、はこれとて
>>続きを読む

映画検閲(2021年製作の映画)

-

タイトルの出し方かっこいい映画最新作、という事で御座いまして。

幾ら拭っても消す事が叶わない罪悪感から生み出される妄想に取り憑かれた哀れなるの末路、という事だと思うんですけれども。

バールのような
>>続きを読む

室井慎次 生き続ける者(2024年製作の映画)

-

玄関の外に出したら勝手に何処かに走っていってしまうような犬だなんて描写ありましたっけ、だったら鎖で繋いでおくなどしますよね普通、ていう。

7億円分の札束で記憶飛ぶくらいの強さで殴られたのか、てくらい
>>続きを読む

カーリングの神様(2024年製作の映画)

-

クライマックスの試合にどれだけのめり込ませるか、がスポ根として成功するかどうかの分かれ目だと思うんですけれども。

嘗てのチームメイトとの確執、と、チーム内に生じる亀裂、或いはまた指導者との軋轢、であ
>>続きを読む

楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

-

エヴァでアニメは停まってるおじさんが懐かしむほどに既視感芬々のベタな設定、ベタな世界観、ベタなキャラクター配置。

或いは主人公とそのサポートは現状の逆、更にそこに性的なやり取りが表面的にも発生してい
>>続きを読む

ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

-

牛肉を目の前にして咽び泣くなんてのは沖縄で最低賃金労働者をやってりゃ極々日常の光景、或いは人口過密は直感的に受け取れたと思うんですけれども自然破壊や食糧難についてはもう少し印象的に演出出来なかったもの>>続きを読む

DOG DAYS 君といつまでも(2024年製作の映画)

-

感じの悪い独居婆さんと日暮しフリーター、と、養子を迎えた夫婦、に関しては途中まで、のエピソードは楽しく観たんですけれども。

映画の真ん中に置かれたエピソードの、その主人公を拝金主義者の不細工サラリー
>>続きを読む

ジョイランド わたしの願い(2022年製作の映画)

-

問題意識をお持ちな上に、有害な事物を真正面から描きつつもその一方で希望を語る、台詞ばかりに頼らず映像で物語を綴ろうとする、そうした作品に真摯に向き合わず羞恥も感じていない自分もどうかと思うんですけれど>>続きを読む

HAPPYEND(2024年製作の映画)

-

全く以て感心も感動もしないけれどもその時にしか描けない物語として否定するのは気が引ける。

なので。

じゃあ学校辞めれば済むハナシじゃん、なんで自ら型に嵌められにいっといて窮屈とか文句言ってんだよ。
>>続きを読む

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

-

色気がだだ漏れの野郎どもと、けつ丸出しの美女たちが。

組んず解れつして以て血みどろ姿になり、また景気よく生首が宙を舞いまくる様子が抜群のテンポで描かれるならそれはもう、エンタメの大勝利、詰まりが映画
>>続きを読む

ナイトメア/夢魔の棲む家(2022年製作の映画)

-

落ちについてはとても不穏、ホラー映画として素晴らしいと思いましたけれども。

こちとらジャンクフードが肉と骨、夢がネタならもっと強烈なイメージを期待してしまうのよどうしても、と。

それと妊娠絡みの話
>>続きを読む

YOKOHAMA(2024年製作の映画)

-

冒頭の、収監後の場面は要らんと思うが作り手の不安と孤独をほど好い緊張感の内に描いた3本目はもうほんと糞素晴らしかった。

感情移入に足りないキャラの心の機微なぞ糞どうでもいい、のに更にそれをオムニバス
>>続きを読む

若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

-

どのタイミングで誰に対してぶち切れる展開が待つのかしら。

という観方を直ぐにしてしまうのはあたいの嗜好が為さしめる業に外ならず、実際は。

あ、そっちっすか。

という展開、更にそれ以降も人の人生と
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム(2024年製作の映画)

-

嘗てのマジックワード、凄腕ハッカーと、近年死語になったそれ、ダークウェブと。

ダブルで繰り出されちゃったらそりゃなんでもありになるし総てが許される、詰まりがタイトルからしてプレイ画面からしてあんなに
>>続きを読む

Kfc(2016年製作の映画)

-

ああこれ少年期と青年期のエピソードを同時に語ってんのか、気付いたのが終盤も終盤だから人物相関図がしっかり描けてねえや。

とは言えもう一度観ようと思うような魅力もなけりゃああれだな、どっかのもの好きが
>>続きを読む

アイミタガイ(2024年製作の映画)

-

抑制の効いたラストシーンと、人と人、エピソードとエピソードの細かなつながりは楽しく観賞しましたが。

娘を喪くした両親はともかく、主人公が自らの人生ゲームの駒を前に進める際にそれを躊躇わせるような影響
>>続きを読む

劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵(2024年製作の映画)

-

古川琴音って人は巧いんだか下手なんだか、作品によるって事なのかしらね。

デビルアイなら透視力、デビルカッターは岩砕く、詰まりが捻りもなくダイナミックだった悪魔の力も令和ともなればただのセコ手に成り下
>>続きを読む

十一人の賊軍(2024年製作の映画)

-

御国の為に、ではなく手前か或いは他者の尊厳や自由を守る為の決死隊の活躍、なんてものはそりゃ問答無用でぶち上がる。

のだけれども序盤で下手人らの見分けがついていなかったり、新発田の若君と家老の相違がと
>>続きを読む

トラップ(2024年製作の映画)

-

他に感じ悪い奴を配置するとか、一見は子煩悩に見えるとか、それが持続可能な農業の従事者であるとか。

主人公に反感を持たれないようにする工夫については巧いとは思いましたけれども。

お喋りが過ぎるスタッ
>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

-

職に就けない駄目人間は犯罪に走る、だの片親の子は不良になる、だのそうした偏見、もしくは世間様の期待、これに立ち向かうか流されるか、という個人のドラマと。

殺人鬼による虐殺が行われたその記憶に沈む町と
>>続きを読む

新・三茶のポルターガイスト(2024年製作の映画)

-

「森山中教習所」も「ヒーローマニア 生活」も面白かった。

あとあれ、あれはテレ東主導だったのかしら、モデルの女の子集めて主題歌まで歌わせてた深夜ドラマ、日本刀佩いた主人公が殺し屋集団だったかに加わっ
>>続きを読む

みーんな、宇宙人。(2024年製作の映画)

-

麿赤兒の顔みたいなのが夜空に浮かんでるなー、と思ったら麿赤兒だった、な、なにを言ってるか分からねえと思うが徹頭徹尾、希望だけを語ろうとする姿勢を頼もしく思いましたよね、と。

ただ。

手を変え品を変
>>続きを読む

劇場が終わるとき(2024年製作の映画)

-

「怪談昇り竜」と、古川いおり主演作を含む3本立てと。

結局のところ2度しか行かれなかった体たらく、だが後者に関しては確かクリスマスの前日だったか当日だったかに寒さに震えながら堪能しておりますからして
>>続きを読む

ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

-

開幕付近で自分でも気付かぬ内に寝てたのか俺、と不安を覚えるくらいに物語としての落としどころが見えてこない道行きを、どう楽しんだらいいのか分からないまんま付き合わされて。

一家の父ちゃんがなにをあれし
>>続きを読む

八犬伝(2024年製作の映画)

-

先ず、里見んところの殿様が考えなしにものを喋るばかりのただの馬鹿、故に八犬士の活躍が酷く空虚で間抜けなものに見えてしまいますし。

同時に。

それこそ実パートで主人公が観劇に出掛ける場面がありますけ
>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

-

予告編の、それこそ伊丹映画乗り、即ち強烈に時代を感じさせる、ですとか、タイトルロゴの面白くないおふざけ感ですとか。

ちょっとどうかと思う佇まいの感じられ、眉に唾を塗って以て臨んだ訳ですけれども。
>>続きを読む

心平、(2023年製作の映画)

-

渾身の演技を褒めそやし、家族という共同体のあり方を改めて考えさせられました、とか言わなきゃあかんやつかこれ面倒くせえな、とか。

モンタージュシーンの編集下手糞か、とか。

父親のキャラクターが物語の
>>続きを読む

龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

-

三池崇史が歌舞伎町を舞台に映画を撮ったならそりゃ魔法が発動してしまう訳で。

ものによってはアレンジを利かせつつ、原作の要素をコンパクトにまとめ、更にはオリジナルのサブストーリーをもぶっ込む見事な脚本
>>続きを読む

めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

-

かえるくんの初登場シーンこそ期待感で以て高揚を覚えましたし、その後のアンチカタルシスな展開にも心地好い裏切りを感じたんですけれども。

だったら結末はそうじゃねえだろうと思っちゃいましたよね、と。
>>続きを読む

まる(2024年製作の映画)

-

現象を、客観的に描く事に徹してくれりゃあなにをか汲み取りたくなる寓話として成立していたと思うんですけれども。

例えば柄本明の使い途であったりコンビニ店員という仕事の捉え方などに顕著だったかと思うんで
>>続きを読む