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憧れを超えた侍たち 世界一への記録のskのレビュー・感想・評価

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2023-97〈55〉

(これはレビューとかではなく、ただの野球大好き人間が野球をただただ好き勝手な語ってるやーーーつ)



野球好きとしてこれは観に行かねば!!と謎の価格と期間限定になにかあるな?!?!と思いつつも観に行った。

絶対泣くことはわかっていて、無論全試合観ていたから展開もわかっているのに、バックヤードが知れるとここまでか…と思うほど感動した。

栗山監督があれほどまで熱い気持ちを持っている人なのは知らなかったし、選手に敬意を持つ姿がとても素敵だった。伝え方大切だよね!!ああいう些細な心配りとっても素敵だし、最高!となった。序盤あーしたいこーしたいと話してる様は野球大好き少年みたいだった。

吉田正尚がどういう経緯でこのチームに参加したのかは知らなかったし、彼がいなかったら今の結果はなかったかもしれないと改めて感じた。今も1年目からMLBで活躍する姿に改めて凄さを実感するし、タイトすぎるスケジュールの中今大会に参加してくれてほんとにありがとう〜!って何度鑑賞中心の中で叫んだか…ほんとにありがとう!吉田!!!!

そして佐々木朗希。彼が令和の怪物という異名をもつくらいすごいことは重々わかってるけど、好きな選手とは思えない部分が自分の中にはどこかあった。
けどこの映画を通して、ダルビッシュからスライダーを教わり感覚を掴めた瞬間の嬉しそうな顔や被弾し悔しくて歪む顔、吉田のスリーランに安堵し『よかった…』と涙する顔をみて、これで彼を好きにならない人なんているの?!?!となった。
栗山監督が年齢は関係ない、と何度も口にしてたほど確かにこの世界において『まだ20だから』『もう40だし』なんてことはないし、通じない。けど準々決勝までは東京ドームというある意味ホームグラウドで勝ち上がってきたチームが一気にアメリカという完全アウェイの舞台に移った初めての試合を先発したのは佐々木朗希。わたしならあの空気感にマウンドに真っ直ぐ立つことさえ到底できないだろう。緊張と高揚でバクバクする心臓をどうすることもできないだろう。その中自分を奮い立たせて1人ピッチャーマウンドに向かう21歳の後ろ姿が本当にとても勇ましかったし、彼はとんでもなく大きなものを背負っているな…とあの日以上に今作を通じて感じた。
もちろんその後を繋いだリリーフ陣1人1人もすごい。みんながここにかける思いがいかに大きなものかがわかるほど抑えるたびに『おっしゃー!』と叫ぶ声とガッツポーズにもうずっと涙はとまらなかった。

そこからの9回裏。もうここに関してはみんな思っていることは同じだろう。もう選手全員が最高だったし、これだから野球ってたまらない!!!!大好き!!!!と立って叫びたいほど最高だった。
とにかくずっと笑っては泣いて、泣いては笑ってで、1人ガラガラの最前列でこの映画を堪能してたもんだから、村上が打った瞬間の急な無音ーーーーーーーー長すぎでしょ?(笑)今にも『うっ』と声が出そうで手で口を塞ぎながら必死に耐えた。顔面は涙でぐしょぐしょ。

わたしは某虎ファンなので村上って…やだ!!(けしてキライデハナイ)って感じだし、もうどうせならこのままシーズンも不調で🥹くらいのやましい気持ちもあったけど、正直今大会はみてて辛かった。かわいそうだった。誰か早くこの深い穴に少しでもいいから光を差してあげてよ?って思った。けど、自分で這い上がるしかないんだよね。自分でもがくしかないんだよね。打てずに肩を落としながらベンチに戻る村上にみんなが声をかけたりかけなかったり。みんなここまで上がってきたプロだからこそ、痛いくらいわかることがあるんだろう。だからこそ、村上が打つとみんなが自分のようにとっても嬉しそうで、その姿が余計泣けた。いいチームだなぁって思った。
虎からは2人しか今大会には出ていないしあまり活躍の場もなかったけど、本当にいい経験ができたと思うし、世界一を掴み取れるほどの実力を持った選手たちと共に過ごせた時間はとっても貴重だったと思う。


そしてそして、大谷翔平ですよ。
なーんだ、この男。この人がすごいことなんて野球を知らない人でさえ知ってるだろう。MLBでもWBCでも二刀流で攻守ともに結果を残して、またそのストイックさも有名だろう。
けど今作を通じて思ったのは、やっぱ彼のメンタル。ときにほんとに少年みたいに笑ったりふざけたり幼なささえ感じるくらいの雰囲気があるかと思いきや、4回を被安打1で抑えてもあれほど悔しそうに自分のピッチングに不満を持つ意識の高さ、かと思えば負けてチームの雰囲気が悪い中笑顔で『みんないくぞ〜』と声をかけながらベンチを舞うように歩くしなやかさ。笑って笑って雰囲気をよくするときもあれば、準決勝9回裏の先頭、ヘルメットを振り落としながらも二塁に激走し『Come on!!!!!!!!!』とベンチの仲間たちに鼓舞する姿もあって、大谷翔平、わからない、けどほんとにすごい人なんだ、うん、『すごい人』という言葉がいちばんしっくりくるかな?笑 なんかただただこの作品を通して『いかに大谷翔平が他から逸脱してすごいか』を感じた。彼を見る周りの選手のキラキラした目がそれを助長させてた。誰かも言ってたけど、ゲームとか漫画の世界だもんね(笑)いや〜ほんとにすごいよ。

えっと、まだまだ選手1人1人におもってることかけるけど…やめときます(笑)
自分の心の中にしまっておきます。
貴重なスペースありがとうございました。
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