もりはる

うかうかと終焉のもりはるのレビュー・感想・評価

うかうかと終焉(2023年製作の映画)
4.1
仕事終わりになんか映画見て帰ろうとたまたま見つけた本作を観賞@テアトル新宿
(ほんとはキリエのうたを見ようかと思ったけど疲れきった金曜夜に岩井俊二3時間は厳しいと断念。こちらは日を改めて。笑)

チケット買ってから気づいたけど今日が全国の初回かつ舞台挨拶付きだった。
関係者とか知り合いでもないのにたまたま初回の観客100人?くらいに入れたのめっちゃ嬉しい笑
実際見てよかった。自分の好みのジャンルドンピシャで好みの雰囲気ど真ん中。配信されたら繰り返し見るやつ。
こういう出会いがあるから映画館はいいよね。

役者の方もすごいよくて映画に引き込まれた。児玉さんめっちゃよかったなぁ。
児玉さんの美濃部さんに対する1番の感情ってなんなんだろう。

寮を出るときににみんなが壁に書く言葉。これがいい。
伸太郎の言葉は美濃部さんへのメッセージなのかな。舞台挨拶で伸太郎役の方と監督さんが話し合って決めたって言ってたけど、刺さるなぁ。
児玉さんの言葉は取り壊される寮(と、一度離れ離れになる寮生)に向けての言葉に思えて、将来またこの場所で会うんだろうな、と思ったり。
最後美濃部さんの言葉は美濃部さんの思いが溢れてる感じで好き。付け足す感じがよい。
ラストの美濃島さんの表情、ちゃんと過ぎ去っていくことができたんだな。

まだパンフレット読んでないので解釈違うかもだけど。

児玉さんから中吉への手紙はなんて書いてあったんだろう。あと美月は伸太郎と中吉の会話を聞いてなにを思ったんだろう。
自分が感じ取れてないだけかもしれないけど、そういう余白があるのがよい。

上映館少ないみたいなのでもっと広がって欲しい。
もともと舞台作品らしく、そちらも見てみたい。

ハチクロしかりオレンジデイズしかり、大学生の物語で男3女2は黄金比だよね。
もりはる

もりはる