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アポカリプトのaのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
4.1
内部の破壊=文明の破壊
※ネタバレ少しありますが、楽しめる範囲でのネタバレです。
世界観、セット、演出が凄い。何か、言葉に出来ないくらい壮大で一気に引き込まれる。
序盤、日本との文化の違いに多少違和感を感じるが、正直マヤ文明を知らなくても全然構わない。物語は非常に単純。とにかく逃げて逃げて逃げる。(説明不足)
ストーリー全編に渡り、生々しい描写に、容赦ない残酷演出。特に主人公の父が殺される瞬間の演出、、、。自分の予想とは反した演出はわざと目を奪われ、脳裏に焼き付くような画面。他にも生きたまま心臓をえぐり出す儀式や首を切り、転げ落とすシーンはいちいち顔をしかめてしまう。俳優陣も無名ではあるものの、素晴らしい。「絶対痛い」演技がとてもいい。それに奴隷や人身売買など社会風刺的なメッセージ性もあり、そこも良かった。やはり昔も今も差別はある。
ラストの着地もほぼ完璧。あれからまた、新たな文明が続いていくのだろう。
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