楽太郎

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100の楽太郎のレビュー・感想・評価

5.0
辻村深月さんがこのビデオシリーズのファンだと最近になって知り、初の劇場版を興味津々で拝見しました。
1999年以来、99本もの作品が作られているというのが驚きです。レンタルビデオの時代からよく生き残ってるなー。
主演の?中村義洋監督は初期作の演出を担当。ナレーションについては全作で担当しているんだとか。
そんな中村さんが以前に見たことのあるという謎のビデオ映像に向き合い、怪異の正体を見つけていくというお話。
いわゆるモキュメンタリーですが、キャリアのある中村監督が雑に扱われている感じがリアルで楽しめました笑。
呪いのビデオというアイテムはこの令和の時代に通用するの?と思いきや、意外やロジックがちゃんとしてるので見応え十分。映像の見せ方もうまいので、白けずに最後まで観られました。
霊が嫌がるという赤い色を身につけるスタッフの真剣ぶりとか、見解が都合よく変わる大学教授の適当さ加減、コロナで面会が難しい介護施設での窓越しのインタビューなど笑えるポイントもちゃんとある。
上手い!
こんな世界があったんですね。
この魅力、お分かり頂けました!

そしてラストの川上さん、最高。
楽太郎

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