タムメット

座頭市兇状旅のタムメットのレビュー・感想・評価

座頭市兇状旅(1963年製作の映画)
4.5
座頭市物語 4作目です。

今作かなり切ない終わり方。
1作目にサラッと登場した おたねさん が満を持して登場。
市さんとの関係性が悲しすぎる。

おたねさんも市さんに怒ったのは、汚く変わってしまった自分も受け入れて欲しかったでしようね。
でも市さんは自分の中のおたねさんは、ずっと綺麗と言ってしまった。
では汚く変わった自分は?と思ってしまったのかな。
市さんは、そんなつもりは無いのに。
すれ違ってるなと。

あとあの息子を殺されたお母さんが良い人すぎる。息子殺されてあそこまで言えるか?
あのお母さんは健やかに、幸せに過ごしてほしい。
最後のカットも胸に来るものがありました。
勝新さんは切ない表情や演技がとても上手いです。