座頭市兇状旅の作品情報・感想・評価

座頭市兇状旅1963年製作の映画)

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.7

「座頭市兇状旅」に投稿された感想・評価

Aria

Ariaの感想・評価

3.9
めちゃくちゃ渋くてかっこいい
大好きな座頭市シリーズの一作。

これを見るまでは、勝新のドラマ版座頭市しか見たことがなく映画はこの作品が初めて。

この時代のめくらの演技って
かなり誇張してるし白目剥いてるけど
勝新がやるとどうしようもなくかっこいい。

今作では昔の恋仲だったおたねと再会。

「自分はあの頃とすっかり変わってしまった。市さんにだけは会いたくなかった」

と変わり果てた自分の境遇を語るおたね。

それに対し目の見えない市は
おたねさんは何も変わっちゃいませんよ
と優しく言います。

心で相手を見る市さんの
正直で誠実な所が出ていて
大好きなシーンです。


シリーズは結構見てきたけれど
個人的には勝新が監督になるまでの
座頭市が至高だという印象

勝新がプロデュースに全面的に出てきて
ついには監督になってしまったあたりから
映画座頭市はあまり面白くない…。
悲劇があろうとも戯けて踊ってみせる市が泣ける。
ど頭の殺陣、決着が着く刹那にロングショットになるやつ。大好物ですよ。
まだ若々しい市。1、2作めから継投ヒロインに対する崇めっぷりとか、見事なふくらはぎとか。まあ太刀筋の早ええったらない。惜しむらくは浪人が大根。もうちょっとラストは見せて欲しかった。話は甘々。でも珍しくよい老婆との絡みがあって、ラスト座頭市の母恋歌に続くのだとしみじみ。徳利を斬る居合のシーンで娘が「わあ!」と声をあげる。ホントに斬ったと思ったらしい。
正直この流れに飽きた...というよりテーマと言って良いのかな...?
斬りたくないものを斬らねばならない状況というのは別に良い
そこにいつも恋愛要素が...そこいらんって...

一応一区切りつくみたいなんですが2〜4はほとんど一緒で開きましたなぁ...

あと敵が三船もどきすぎん?
今までとは居合いのカメラワークが変わり、上から俯瞰したショット 下から見上げるショットがあったおかげで、面白味が増していた
Catman

Catmanの感想・評価

4.0
63年公開のシリーズ第4作。人気シリーズならではの安定感は十分ながら、色々詰め込み過ぎの為か全体的に脇役の描き方が浅く物足りない感じ。特に残念なのは例によってラスボス役に魅力が足りない事で、この浪人がまるで用心棒の三船敏郎をモノマネしているみたいで感心しません。死ぬ間際の台詞も重要なことを言ってるんだけど何か軽く聞こえちゃう。もうちょっと座頭市とおたねさんとの物語にフォーカスすれば深みが出たのでは。

とは言え市の居合いや殺陣などアクションは見応えたっぷり。籠城する廃屋から哀しみの怒りを爆発させた市が飛び出す大立ち回りは見事!勝新の天才的なアクションに加え、スクリーンの横の広がりを意識した構図や、特徴的な逆手持ちの構えを捉える劇画的な決めカットも超カッコエエ。ラストの浪人との対決で、摺り足の際に立ち上がる土埃が風に吹かれる映像に痺れます。市が最後に見せるあっと驚く「奥の手」も面白い。クラシカルに響く伊福部昭の音楽も◎
20180408鑑賞。[4]Zatoichi the Fugitive。旅籠屋の娘役の高田美和が可愛い。国定忠治が出てくる時代だったか。仕込み杖は刀にドスに。手負いの市は手がつけられない。
チェケ

チェケの感想・評価

4.0
連作だった三部作完結編。おたねは本当に変わってしまったのか。はたまた浪人のハッタリなのか。それは分からない。
なんと言っても籠城することになる廃屋が良い。
これも田中徳三よりは牧浦地志が素晴らしいですね。
ショットの完成度が作品を遥かに超えてる。
ヤクザのボンボンと市が一緒に歩いた夜道の光の捉え方にはうっとり。

三船の猿真似にしか見えないライバルと昔の女であるマドンナは出るたびに話が安っぽくなるので超マイナス。
R

Rの感想・評価

3.6
これから修羅の道を行くことを覚悟しながらおどける市のラストシーンはやはり見事。
>|