愛野弾丸

ソフィー・マルソーの復讐の矢の愛野弾丸のレビュー・感想・評価

1.5
だめだこりゃ、つぎいってみよー

作家でもあり警察官でもある主人公が、
亡くなった妹のために本を書こうとするが、
模索しているうちに夫の浮気が発覚し、
趣味で嗜んでいたアーチェリーを使って、
夫をとっちめるクライムサスペンスの復讐劇。
ていうか警察の仕事そっちのけかーいっ

で、話の中盤にDV男から逃げる妻娘に出くわし、
ひともんちゃくの事件に絡まれるわけだが…。
この話がまったくの赤の他人で、
なおかつ前後の本題に全くつながらなくて謎。
いや、わかるよ?理不尽な事件に巻き込まれ、
主人公の精神が限界にきて終盤の凶行に、と。
いや、話の前後に脈絡が無さすぎるんだよぉ…。
「とりあえず警察要素を入れました」のやっつけ感。

90分に設定と展開を詰め込みすぎ。
設定は消化しきれてないし、走り気味の展開続き。

せめてソフィー・マルソーの魅力を感じられれば、
と思ったもののそれもほとんどなかったり。
邦題に名前を冠しておきながら見所がないとは…。
ラストすら締まらなくて、もう何と言うか。
S.マルソーの暗い演技は力入ってるだけに余計残念。

あとサスペンス感BGMの主張が強すぎる。
これではもはや「火曜サスペンス劇場」である。

強いて良かった点を挙げるなら、
弓を構えるS.マルソーが様になってたところ。

ごめん、正直に言ってハズレの作品。
愛野弾丸

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