だめだこりゃ、つぎいってみよー
作家でもあり警察官でもある主人公が、
亡くなった妹のために本を書こうとするが、
模索しているうちに夫の浮気が発覚し、
趣味で嗜んでいたアーチェリーを使って、
夫をとっちめるクライムサスペンスの復讐劇。
ていうか警察の仕事そっちのけかーいっ
で、話の中盤にDV男から逃げる妻娘に出くわし、
ひともんちゃくの事件に絡まれるわけだが…。
この話がまったくの赤の他人で、
なおかつ前後の本題に全くつながらなくて謎。
いや、わかるよ?理不尽な事件に巻き込まれ、
主人公の精神が限界にきて終盤の凶行に、と。
いや、話の前後に脈絡が無さすぎるんだよぉ…。
「とりあえず警察要素を入れました」のやっつけ感。
90分に設定と展開を詰め込みすぎ。
設定は消化しきれてないし、走り気味の展開続き。
せめてソフィー・マルソーの魅力を感じられれば、
と思ったもののそれもほとんどなかったり。
邦題に名前を冠しておきながら見所がないとは…。
ラストすら締まらなくて、もう何と言うか。
S.マルソーの暗い演技は力入ってるだけに余計残念。
あとサスペンス感BGMの主張が強すぎる。
これではもはや「火曜サスペンス劇場」である。
強いて良かった点を挙げるなら、
弓を構えるS.マルソーが様になってたところ。
ごめん、正直に言ってハズレの作品。