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ラ・メゾン 小説家と娼婦のkouheikoizumiのレビュー・感想・評価

ラ・メゾン 小説家と娼婦(2022年製作の映画)
2.5
NO2023086
2019年にドイツベルリンの娼館で娼婦になり2年間を過ごしたというエマ・ベッケルの同名ベストセラー小説の映画化で監督はアニッサ・ボヌフォン。主演のエマにはアナ・ジラルドが扮する。

エマは小説の題材に行き詰り、娼婦となってその実態を本に書こうと決意、娼館ラ・メゾンに勤めることに。
娼館には様々な背景の女性がいて、お客も変態的なセックスを求めるモノから、初心者まで様々だ。そんな実態が詳らかにされるのだが、見せ場ともいえる全編に散りばめられたセックスシーンも、赤裸々なだけで筆者的には興味が湧かなかった。

ドラマ的にはエマに突然恋人が出来、娼婦であることがバレて大丈夫なのかとか、メモばかり取っているので娼婦仲間から不審の目を向けられるなどサスペンスなどに気がいってしまうが、何事も起こらないで終わるのでそれはそれで拍子抜け。

娼婦仲間やお客も、まぁいい人が多いのは見ていてほっとするが、その分人間描写の掘り下げが浅い。上映時間89分なので助かる。
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