前作よりも格段にドキュメンタリー映画としての面白さが上がっていてとても良い。
配信をすべからくチェックしているヒルマニアとしては、さきまあつしのあのテーマ曲の扱いの少なさが残念だったり（殺傷能力が高いのであのバランスがベターではある）、何度見ても下地みきおの選挙カーは唐揚げ屋にしか見えないのであった…。
高里さんによる十年前のデモの話は、改めて映像と一緒に見ることで、あまりにも酷い、まさに地獄絵図を体感できて、都内でのほほんと生活している自分に嫌気がさしてきた。
ダースさんの即興ラップは圧巻。
本編とは関係ないが、個人的に練り上げたラップが好みなため、フリースタイルダンジョン等に興味がなかったのだけれど、即興で構成を作り、韻を踏み、徐々にグルーヴするバイブスに思わず「HO!」。即興ラップはマジで才能です。
配信はアフタートーク付きでキレキレのトークを展開するお笑い米軍基地のまーちゃん、最後の最後で父を彷彿させる恐ろしさを放つ大島新監督を拝めるお得な1800円。何度も見られてお釣りがきます。
