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変な家のJotのネタバレレビュー・内容・結末

変な家(2024年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

爪で引っ掻く音が不快過ぎる映画。
「変な家(変な間取りの話)」だと思っていたら、「変な家(変な一家)」の話でした。

「変な家」要素は前半盛り盛りだったが、結局全ての推理は的外れで、子供を守るためのシェルターだったという展開が酷かった。殺すための部屋だとか、死体を運ぶルートだとか言ってて、「あまりにもぶっ飛んだ推理だけど、まぁこの映画はその辺は目を瞑ってやるか」と思って観ていたら、家族を守るための愛の家だったと急ターン。
てか、じゃあ部屋にあった血痕と引っ掻き傷はなんだったの?仮面なんでつけるの?そもそもどうやってそんな間取りの家作ってもらったの?など、よく分からなかった。
結局幽霊的なものじゃないならDJ松永が白目剥いてた意味はマジで分かんない。
最後には自分の部屋のカーテン開けたらウジ沸いてる始末。隣の部屋に人間ぶっ殺しゾーンあるくらいにしとけー。自分の部屋なら気づかないのアホすぎるだろー。
その他ツッコミどころ満載な訳だけど、キリがないし、ちゃんと考えて作ってそうな気もしないので諦め。

姉の旦那は良いやつだったのに最後死ぬの可哀想。
敵がチェーンソーとか猟銃使い出してからは、吹っ切ってきたなって感じはしたけど、最後の脱出はもっと「変な家」要素のあるものが良かった。実はこっちに秘密の脱出経路がありましたー!とか。
最後は敵の爺さんが敵の腕切って満足して帰っていって助かったけど、口封じとかしたかったわけじゃないの?

一本の映画の中に、間取りのおかしい家を3つも入れてまとめるという脚本は大変だと思うんだけど、それにしても変な映画だった。
失礼ながら、パロディの『察しの悪い雨穴』から視聴し、その後本家『変な家』を視聴、そして映画館に来たわけだけど、そもそも映画には向かない気がした。そもそも間取り図に「子供部屋」とか「棚」とか書いてあるっけ?映画だとその辺のリアリティが気になった。
てか忍び込まずに普通に内見行けば良くない?あと家具を残してるくらいならともかく、傷だらけで血の跡もあるけどこの家って売りに出てるんだよね?とか。
(クソでかい力士が登場しなくて残念)

老婆の「キィッッ!」って奇声で観客みんなざわついた。
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