BE:FIRSTの初となるライブツアーを追ったドキュメンタリー映画。
メンバーの個々の思いや世界を見据えたこれから目指す先、オーディションそしてデビュー当時から知る自身にとってはグッと来るものがあった。
なにより、劇場の大画面スクリーンと音響で観るライブ映像は臨場感たっぷりで圧巻。細かな表情と動き、彼らがどれほどの思いでライブを作り上げているのかが伝わってくる素晴らしい映像だった。
ただドキュメンタリー映画としては、物足りなさを感じた。オーディションから彼らが積み上げて来たもの、ライブに対する並々ならぬ思いというものをファンだからこそ知っているので、そういった部分にもしっかりフォーカスしてほしかった。
K-POPアーティストのドキュメンタリーも作る韓国では有名な監督なのだろうけれど、個人的にはBE:FIRSTのことを知る日本の監督に作って欲しかったなという印象を受けた。言語の壁があったのかもしれないが、彼らが語る思いが伝わりにくい感じがした。
とはいえ、まだまだ高みにのぼっていくであろうそのステップのひとつとして、BE:FIRSTの映画が観られたことはとても感慨深い。
映画館で観るライブ映像だけでもものすごく価値があると思うので、また映画館で観たい。
