クレイグ・ギレスピー監督が実話をもとにメガホンを取ったコメディ映画。
コロナ禍まっただ中の2020年。
米マサチューセッツ州の平凡な会社員キース・ギルは、全財産の5万ドルをゲームストップ株につぎ込んでいた。
アメリカ各地の実店舗でゲームソフトを販売するゲームストップ社は業績が低迷し、倒産間近のボロ株と見なされていたが、キースは赤いハチマキを巻き、ネコのTシャツ姿の“ローリング・キティ”という別名義でYouTube動画を配信し、この株が著しく過小評価されているとネット掲示板の住民に訴える。すると、キースの主張に共感した大勢の個人投資家がゲームストップ株を買い始め、2021年初頭に株価はまさかの大暴騰。同社を空売りしてひと儲けをもくろんでいた金融業界の大富豪たちは巨額の損失を被った。やがてSNSに集った無力な一般市民が、この世の富を独占するウォール街のエリートに反旗を翻したこのニュースは、連日メディアをにぎわせ、全米を揺るがす社会現象に発展していく・・・。
【キャスト】
キース・ギル：ポール・ダノ
ケビン・ギル：ピート・デビッドソン
スティーヴ・コーエン：ビンセント・ドノフリオ
ジェニー：アメリカ・フェレーラ
ケン・グリフィン：ニック・オファーマン
マルコス：アンソニー・ラモス
ブラッド・テネフ：セバスチャン・スタン
キャロライン・ギル：シャイリーン・ウッドリー
105分でコンパクトにまとめてあり観易い作品です。
実話がベースなので縛られて固い話しになっていると思いきやコミカルで笑えました。
仕事をしながらでも息をするように株を購入していき、変動に一喜一憂し、同じ立場なら気になって仕事にならないでしょうね。1人1人の現状をテロップに出してくれてイメージし易かったです。
キース・ギル演じるポール・ダノが本物そっくりで役作りしているのが驚きました。ネコの動きまで再現した画面の映像は拘りを感じました。まさかキースがそんな大胆な事をしているのかと、両親も戸惑いながらギルファミリーが信頼し合い全員が仲良しなのが良かったです。最後の兄弟で走るシーンは笑えました。
