上映終了日滑り込み。
完全なるにわかですが、のせられてしまった…とにかく最高です。
長年のファンなら嬉しい演出もありで応援上映などもあったらしく、まさにファンムービーとしても楽しめる。
そして、今までの作品へのリベンジの映画だ…製作活動をする上での内面に潜む暴力性に蹴りをつける。
コワすぎ！シリーズ自体モキュメンタリーだけど、仮に本物のドキュメンタリーだったとしたら行方不明となった人達は結局どうなったのかとかこれでお金儲けしてんのかとか批判殺到するじゃんみたく超現実的な思考が頭の片隅に残っていた自分にとってこんなん見せられてしまったら最高過ぎるやんとしか言えなくなってしまった。
コワすぎ！の最終章でも感じたけど、今作は特にコンプラの時代だからか、きちんと市川Dに反撃される工藤Pが描かれる今っぽさや彼の心の核の正体を〇〇魔として剥き出しで描いてしまう辺りで作家性への自問自答が今もなお繰り返され、今日に至っているんだなと確信した。
それにしてもこれ程の内省的な仕掛けがありつつも、撮りたいものを撮るっていう熱意がほとばしり、最終的にこんな境地のバランス感覚を持ったエンタメ作品になっていたのが凄い。
今作のテイストが一番好みなトイレの花子さん回だったのもポイント高かった！
配信されたら絶対に再見します。にゃん。
［2023年 191本目］
