学校の音楽会に向け、練習に励むのび太たち。案の定リコーダーが下手ッピなのび太はメンバーの足を引っ張るが、彼らを音楽の達人と見込んだ謎の少女ミッカにより宇宙に浮かぶファーレ(音楽)の殿堂へ招かれる。
毎年恒例・劇場鑑賞！今回はドラえもん×オーケストラという、もうテーマだけで泣けるほど嬉しい組み合わせ。何をしてもダメなのび太が仲間と出会い冒険と別れ…お決まりのパターンと、結末は時空トリックなんかでひと捻り加わるのが最近のドラ映画。さて今回はどんな展開が…♫
「ちゃんと聴こえたよ、君のリコーダー」
主人の技術レベルを上げるべく意思を持った楽器たち、可愛かったなぁ。冒険ストーリーはちょい地味ながらも、歴史と生活に密接している「音楽」の楽しさをたっぷりと描く。ひみつ道具の力でいきなりプロ演奏家になれる訳じゃなく、ステップアップの工程を踏んでゆくのが嬉しい。ひとりよがりでは上手くいかない、合奏の醍醐味も味わって涙。オケの演出もチューニングから描かれてゾワッと本格派。映画館でこそ強烈な恐怖を感じるあの瞬間…。これを観た子供が、演奏に憧れるキッカケになったらいいなぁと願う。だれかと一緒に音楽やるのって、こんなに楽しいんだ。鳥肌が立ったら正解だよ〜〜。
この世の全ての戦いは歌かダンスでやってくれと思うので、色鮮やかな音楽攻撃が良かった。ドラちゃんのソレも効くのか…。クラシックの名曲も散りばめられる中、ここでその曲入れてくるのはズルい！！！
【追記：劇場2回目を鑑賞し★4.0→5.0に更新】
