鯨専門店『一乃谷』を軸に日本国民にとっての鯨の歴史や鯨肉の栄養バランスの良さや、最も重要とされていた鯨という食資源の事等々、科学的・政治的に分析した内容を含ませたドキュメンタリー映画。『一乃谷』の鯨料理は正直美味しそう…なんだけど、突然割って入る様に大学教授の話や、元ワシントン条約事務局長の難しそうな顔で話が入るので冷めてしまう。勉強にはなりますが、どんなに政治的 & 科学的に解説されていても料理のシーンが来ると料理が気になっちゃう(持っていっちゃう)。そして食べている人達の感想とかの方が興味が出てしまう。鯨の味を知る世代だからかも知れないけれど。だから、いっそのこと最初から最後まで『一乃谷』の大将こと谷光男さんの密着ドキュメンタリーで、短くコンパクトに編集した鯨についての解説をオマケ的なノリででも良かったかも。ただ…『一乃谷』の店内が、も少し清潔感(高級感)あったらなぁ…とは思いました。でも、エエ宣伝には、なったでしょうね。鯨のレストランのパンフレット、見応えアリです！
