このレビューはネタバレを含みます
バレエ映画
1番記憶に残ってるのは
ブラックスワンで他にリトルダンサーとかもあるかな
漫画だと昴は序盤読んでいた
実際に観に行ったのは
10回はいってないくらいかな
というのも物心つく前から
姉が通っていたバレエスクールに連れてかれていた記憶があり
その縁で観に行くこともちらほらあったから
自分にとって姉は
畏怖の対象のひとつで、そのせいで象徴のようなデコ出しヘアスタイルは昔から可愛いと思えない癖があり、怖いとすら思う
反面、バレエに並んで宝塚や劇団四季、そういった芸事の類について自分の関心の礎をつくったのもまた姉であり
バレエにも同様に他の芸能より頭一つ抜けて惹かれるものがある
そんなバレエパートの映画として
見応えもあったし練習風景と
先生の指導や言葉が指導者然していてたいへん良かった
シナリオとしてはややご都合主義というか
少年マンガ寄りの主人公の勝ちパターンストーリーで
ブラックスワンほどはドロドロしさもなく
いたって爽やかな仕上がりになっている
なかで険悪な雰囲気に持っていく親友は
ちょっとだけノイズ
バレエが主題であると同時に
喪失の悲しみを乗り越えるストーリーでもあり
これまでの自分の好みに当てはまる
ど直球のストーリーではあった
同時に、再生と周囲への感謝を示すシーンも
今の自分の気持ちに合ってて良かった
んだけど
もう一つ感動までいかないのは
作品としての圧力が弱いかなあと
安心して観ていられるんだけど
同時に感情の動きが出るほど引き込まれていない感じ
ちょっと惜しい気持ちだった