にっきい

身代わり忠臣蔵のにっきいのレビュー・感想・評価

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)
3.4
橋本マナミさんに胸に手を当てられて「仲良く」とか言われてみたい。

少し前から何度も予告見て楽しみにしてた映画。
『忠臣蔵』を映画館で観るのは『決算!忠臣蔵』以来なので4年ぶり。

浅野と吉良の遺恨にケリを付ける話し。
今の若い人たちにはそんなに馴染み無いかも知れないですが、『忠臣蔵』は日本人にとってはやっぱり特別な物語り。
キアヌ・リーブス主演の『47RONIN』は得体が知れなかったけど。
今作はもし吉良上野介が死んでたら?のifの話し。
吉良上野介が主役ってのが新鮮。
正確には身代わりなので上野介ではなくそっくりな末弟で僧侶の孝証なんだけど。
どの作品でも上野介は嫌な奴だけど、今作はそらまあ憎たらしい。
家臣たちが逃げ出さなかったのが不思議なくらい暴君。
でもそれを上回るくらい柳沢吉保がクソ野郎。
武士なのに逃げ傷(背中を斬られる)を受けてまで生き延びた上野介を快く思っていず、もし死んだらお家断絶、死んで無くても本当に逃げ傷なら断絶と無茶苦茶言ってくる。
かくして家を守るために身代わりを立てるんだけど、影武者になった孝証がちゃらんぽらんだけど良い奴。自分の家臣と浅野家の面目立てる為には自身が犠牲になる道を選ぶ。
まさかムロツヨシに泣かされるとは思わなかった。
最初は相手の身分を知らずに意気投合した大石内蔵助と吉良孝証が、お互いの家臣の為に協力し合う。
勿論クライマックスは討ち入り。
でも協力してるのは内蔵助と孝証だけなので、なかなか思い通りには行かない。
討ち入りの後半はちょっと蛇足な感じだったかなぁ。
歴史的事実に上手く辻褄が合うようにされた楽しい映画でした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年2月10日
鑑賞回:9:20〜11:30
劇場名:TOHOシテマズ二条
座席情報:SCREEN5 Z-9
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:119分
備考:割引
**********************

NEXT▶︎▶︎▶︎『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
にっきい

にっきい