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フローラとマックスのkoyaのレビュー・感想・評価

フローラとマックス(2023年製作の映画)
3.9
音楽がどれだけ人生に影響を与えることが出来るのか、その強大な力をシングストリート、はじまりのうたという名作をきっかけに知ることが出来た。
そんな名作を生み出してくれたジョン・カーニーの新作と聞いて凄くワクワクしながら見たが、今作も期待通り、それ以上のものだった。

音楽に関心のなかったフローラが、ギターを習い始めた事で、息子と本当の意味で理解し合えるようになり、お互いが一緒に音楽に没頭していく。
「Both Sides Now」を聞きながら涙を流すシーンでは自身の過去を省みながら息子と真摯に向き合うことを決断した意志のようなものを感じた。
息子の作る音楽を聞いて素直に驚き、すぐさま一緒に作りたがろうとするフローラの姿は凄く微笑ましかったな

フローラの美声とマックスの心地よいリズムのラップ、それに加えストレートな歌詞に心打たれた
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