東京国際映画祭にて。
「エクソシスト」続編で1作目のキャラは出てくるものの、ストーリー自体はあまり続編という感じがしない。でも普通に面白い。
デヴィッド・ゴードン・グリーン監督作はちゃんと一定のクオリティは保っていると思う。
副題にある「信じる者」も基本で1作目にも通じるけど今回はよりそれが強い。それ以外は選択・喪失・絶望と悲しみからの再生、祈り。
ズタズタになり信仰をとっくに捨てようとした者がふたたび信じて祈る。
弱みを抱える者に悪魔は憑き、信仰は相応の結果をもたらす。
その不可解なことを信じられるか、宗教が何であれまずは再生にむけて信じて祈ることができるかがキモのような気がする。
怖さがあまりないのはちょっと拍子抜けしたものの、1作目のファンサービス的な要素もあり(わりと大変なことになっていた)、まあまあ面白かった。
憑依描写は一作目のリーガンには叶わないな。
あと、一作目で出てきたアイテムが出てこなかったね。
すっかりホラーの監督みたいになってしまったデヴィッド・ゴードン・グリーン監督、器用にやるから重宝されるんだろうけど、そろそろ「グランドジョー」や「ボストンストロング」みたいなドラマも撮ってほしい。
