この映画を作るにあたって宗教に詳しい人たちがたくさん関わってると思うんだけど、ゾッとするほどに悪魔の本質というものを理解し描き切っている。
娘たちを救うために集まったのは親や近隣住民などの悪魔や宗教のエキスパートではない一般人であり(異教の呪術師や別宗派の人物を含むが)、副題の「信じる者」というのがここら辺に関わってくると思うんだけど、これは神への信仰ではなく、結局のところ「娘を信じる父」のことだったのかな、と。
なによりもリンダ・ブレア親子のくだりがまじ胸熱で、2023年中に見た映画の中でも最高の出来だった。